未来の文 part3 (willの疑問文)

未来の文 part3 (willの疑問文)

前回の復習

「will の否定文」

形:「will not + 動詞の原形」
意味:「〜をするつもりはありません、〜しないでしょう」

※「will not」の短縮形は「won't

He will study math tonight.
「彼は今夜数学を勉強するつもりです

He will not(won't) study math tonight.
「彼は今夜数学を勉強するつもりはありません

今回の内容

《基本文》

Will he study English tonight?
「彼は今夜英語を勉強するつもりですか

Yes, he will.   / No, he won't.
「はいそのつもりです/いいえそのつもりではありません」

<解説>

今回の内容は「Willの疑問文とその答え方」です。前回では否定文をやりました。

否定文の時にWillという助動詞をbe動詞と同じ感覚で使い、will後ろにnotを入れてあげるということをしました。

またこの時には短縮形にも注意してwilln't ではなく won'tになるということも勉強しました。

今回の疑問文でもこの『be動詞と同じ感覚』というのが生きてきます。つまり疑問文の作り方は次のようになります。

<Willを使った疑問文>
疑問文の作り方 Will を主語の前に出してあげる
答え方 答え方はwillを使って答える

というものです。
例文を挙げましょう。

例)
He will study English tonight.
(彼は今夜英語を勉強するつもりです

Will he study English tonight?
(彼は今夜英語を勉強するつもりですか

Yes, he will. / No, he won't.
(はいそのつもりです/いいえそのつもりではありません)

理解できましたか?
それでは練習問題をしてみましょう

練習問題

次の文を疑問文に直し(  )内の言葉を使って答えましょう。またその意味も答えなさい。

1. Akira will use this computer next Monday.(Yes).

2. It will be rainy tomorrow.(No)

解答と解説

はい、それでは解説です。
まずは1番から見ていきましょう。

1. Akira will use this computer next Monday. (Yes)

今回の内容はwillを使った文の疑問文とその答え方です。そしてポイントは「be動詞の感覚」ということでした。

したがってこの場合も主語(Akira)の後ろにある助動詞(will)を主語の前に持ってくればいいので答えはこうなります。

答え
Will Akira use this computer next Monday? 
「あきらは次の月曜日にこのコンピュータを使うつもりですか

Yes, he will. 
「はいそのつもりです

 

2. It will be rainy tomorrow.(No)

今度の問題は前回にも説明しました『will be』の形です。このパターンには慣れましたか?

よく分からない人は前回の内容を見てください。それでは解説をしていきます。

この問題も1番と同じで主語(It)の前に助動詞(will)を持ってきてあげればいいだけです。ですから解答は次のようになります。

答え
Will it be rainy tomorrow?
「明日は雨でしょうか

No, it won't.
「いいえ降らないでしょう

ここで2つほど補足説明をしておきます。

まず1つ目は「雨でしょうか」と訳していて、「雨が降るつもりですか」とはいっていないということです。

雨は人間や生き物が意思でどうすることもできないものなので、「するつもり」はおかしいのです。こ

れはみんなも分かることでしょう。

2つ目は「rain」「rainy」の使い分け方です。

これはよく質問されます。

みんなも同じ疑問があるのではないですか?


またはどっちも適当に使っていませんでしたか?この2つは明らかに違います。

まずは「rain」

この単語は「雨 (名詞)」という意味と「雨が降る (動詞)」の意味があります。ですから次のような文を作ることができます。

例)
It will rain tomorrow.
「明日は雨が降るでしょう」

※助動詞「will」の後ろは「動詞の原形」なのでこれでOK


そしてもう一つは「rainy」

この単語は「雨降りの (形容詞)」という意味があります。この単語は形容詞なので動詞ではありません。(ここを勘違いしている人が多い)

ですから当然

『be動詞と一緒に使わなくてはいけない』

ということです。

未来の文だと分かりずらいと思うのでまずは現在形の文で考えてみましょう。

例)
It   is   rainy.
「雨です(雨降りの状態です)」

   ↓

It will be rainy tomorrow.
「明日は雨でしょう」

上の文を見てください。

前回の「busy」でも話したように現在形(元の文)で「be動詞」を使うので、助動詞のwillの後ろでは「is」を原形にした『be』が入ります。

そしてその後ろに『rainy』がくるのです。

お分かりですか?では最後にこの2つの文を並べて見比べて見ましょう。

似ているだけに間違いやすい

It will rain tomorrow.
「明日は雨が降るでしょう」

※「rain」は動詞なので「will rain」とできる

It will be rainy tomorrow.
「明日は雨でしょう」

※「rainy」は形容詞なので「will be rainy」としなければいけない

今回は以上です。

<今回のまとめ>

<Willを使った疑問文>
疑問文の作り方 Will を主語の前に出してあげる
答え方 答え方はwillを使って答える

例)

  • He will study English tonight.
    (彼は今夜英語を勉強するつもりです
  • Will he study English tonight?
    (彼は今夜英語を勉強するつもりですか
  • Yes, he will. / No, he won't.
    (はいそのつもりです/いいえそのつもりではありません)

似ているだけに間違いやすい

  • It will  rain tomorrow.
    「明日は雨が降るでしょう」
    ※「rain」は動詞なので「will rain」とできる
  • It will be rainy tomorrow.  「明日は雨でしょう」
    ※「rainy」は形容詞なので「will be rainy」としなければいけない