助動詞の文 part1 (色々な助動詞)

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助動詞の文 part1 (色々な助動詞)

<前回の復習>


<書きかえのパターン>


1 There are seven days in a week.

  =A week has seven days.

   (1週間は7日あります)


2 There are four rooms in the house.

  =The house has four rooms.

   (その家には4つの部屋があります)


3 There were a big earthquake last year

  =We had a big earthquake last year.

   (昨年大地震がありました).



※基本的には 「持っている」 という言い方に変える

※「私たちは〜を持っている」という言い方にもなれること


<There is (are) 〜を使ってはいけない時>


『限定されるものがある、いるという時は There is (are)〜は使えない』

限定されるものとは『 the, my yourなどの所有格がついている名詞 』

のこと

例)

  ○ There is a pen on the desk.   「机の上に1本のペンがあります」

  × There is my pen on the desk.  「机の上に私のペンがあります」
            ↑
        このような時は

    My pen is on the desk. となる。



<今回の内容>

《基本文》      You must help old people.

             You have to help old people.

         「あなたは老人を手伝わなくてはいけません」


<解説>

さて、今回の内容は 「助動詞」 です。
助動詞といって思いつくのは中1で学習した 「can」 や少し前に習った 「will」 があり
ましたが、それだけではありません。


実は助動詞の数は結構ありまして、これをいい加減に、というか中途半端に覚えている
ためにテストでは点が取れなくなってしまっている人がたくさんいます。


これから勉強する助動詞をきちんと覚えていない人が多いので、定期試験や入試問題
ではよく狙われるところです。
しっかり頑張りましょう。


それではまず助動詞という言葉の意味から復習していこうと思います。
助動詞というのは読んで字のごとく 「動詞を助ける」 というものです。


つまり、 「動詞に意味を加えて更に細かいニュアンスをあらわしたもの」 といえます。
日本語でも 「行く」 という言葉の後ろにいろいろ加えると違った表現ができますよね。
例えば次のようなものです。


例)  「行く」
     
    「行くことができる」

    「行くかもしれない」

    「行ってもよい」

    「行くだろう」

       ・
       ・
       ・
 
などです。
それでは実際に助動詞を書いてみましょう。


<いろいろな助動詞>

番号 助動詞の種類 助動詞の意味 書きかえ 例文 備考
can 〜することができる be able to   I can speak English.
=I am able to speak English.
「am」と「be able to」が入れかわるだけ
* could 〜することができた be able to   I could swim fast.
=I was able to swim fast.
canの過去形
must 〜しなければならない have to 〜
(has)
  I must get up early .
=I have to get up early.
「must」と「have to」が入れかわるだけ
* had to 〜しなければならなかった なし   I had to study hard. なし
* *must 〜に違いない なし   He must be strange. これは must だけの意味なので注意!
* must not
(mustn't)
〜していはいけない Don't 〜   You must not run here.
= Don't run here.
mustの否定形は「〜してはいけない」となる
* don't have to
(doesn't)
〜しなくてもよい
〜する必要はない
need not 〜   You don't have to swim.
= You need not swim.
mustとhave toは否定文になると意味が変わる
will 〜でしょう
〜するつもり
be going to   I will study hard.
= I am going to study hard.
なし
may 〜してもよい
〜かもしれない
「してもよい」の意味で「can」   You may stay here. なし
should 〜すべき なし   You should study hard. なし
had better 〜したほうがよい なし   You had better go now. なし



上に挙げた助動詞は基本的なものです。
まずはこれらをしっかりと覚えてくださいね。


上の助動詞がきちんと頭に入っていないと次回の内容に、ついてこられなくなってしまいますからね。


それから助動詞といえば大切な決まりがありました。それは、


『助動詞 + 動詞の原形』


という決まりです。
これはたとえ主語が 「三人称単数」 の場合でも関係なく言えることでした。


ですから、逆に考えれば現在形の文の場合、主語が三人称単数の時には動詞に(e)sを
つけなくてはいけませんが、こんな面倒なことは考えなくてもよくなるといえます。


三単現の(e)s って結構忘れてしまいますからね。(>_<)


それからまだ共通のルールがありました。
それは 「疑問文と否定文の作り方」 でした。


<助動詞の否定文と疑問文>


肯定文:He can play the violin well.     「彼は上手にバイオリンが弾けます」


否定文:He can not play the violin well.   「彼は上手にバイオリンが弾けません」


疑問文:Can he play the violin well ?    「彼は上手にバイオリンが弾けますか」


答え方:Yes, he can. / No, he can't.    「はい弾けます / いいえ弾けません」


上の例文は中1で学習している 「can」 です。
この例文を見てもらえれば助動詞が入っている時の決まりが一目瞭然でしょう。
念のため確認するとこうなります。


否定文: 助動詞の後ろに 「not」 を入れる

疑問文: 助動詞を文頭に出す

答え方: 助動詞を使って答える


助動詞の文はこのようなルールで文を作ることになります。
しかし、気をつけなくてはいけないことがあります。
それは 『書きかえの表現』 です。


「書きかえの表現」とは例えば can = be able to のようなことです。


can は助動詞で be able to もこのセットで助動詞と考えてもらってよいのですが、否定
文や疑問文を作る時には上のルールが変わります。
can を書きかえた be able to ではこうなりました。例文を見てみましょう。


<be able to の否定文と疑問文>


肯定文:He is able to play the violin well.


否定文:He isn't able to play the violin well.


疑問文:Is he able to play the violin well?


答え方:Yes, he is. / No, he isn't.


上の例文を見てください。
先ほどの can の文を書きかえたものです。
これを見てもらうと分かりますが、この be able to とはbe動詞を含んだものです。


したがって否定文や疑問文は「be動詞の文」のルールに従って作っていくということにな
ります。


これは 「will = be going to」 でも同じことが言えます。
この 「be going to」 もbe動詞を使っているわけですからね。


よろしいでしょうか?
ここまでは以前の勉強ですでに学習済みですね!


では 「must = have(has) to」 はどうなるでしょう?
ここから今回の本題が始まります。


下に例文を挙げてみます、書きかえたものも同時に挙げておきますのでちょっと考えて
みて下さい。


<must と have to の文の書きかえ>


肯定文:I must study math.   「私は数学を勉強しなくてはいけない」

否定文:I mustn't study math.  「私は数学を勉強してはいけない」

疑問文:Must I study math?   「私は数学を勉強しなくてはならないのですか」

答え方:Yes, you must. / No, you don't have to.

「はいしなくてはいけません/いいえその必要はありません」  


肯定文:I have to study math.      「私は数学を勉強しなくてはいけない」

否定文:I don't have to study math.  「私は数学を勉強する必要がありません」

疑問文:Do I have to study math? 「私は数学を勉強しなくてはならないのですか」

答え方:Yes, you do. / No, you don't have to.

「はいしなくてはいけません/いいえその必要はありません」


上の段の例文は 「must」 を使った文で、下の段がその書きかえ 「have to」 を使った
文です。


「must」 を使った文は先ほど確認した助動詞の使い方通りですから特に問題はないと
思います。


ただし、先ほど 「注意」 のところでも書きましたが、「must not」 と 「don't have to」 で
は意味が変わりますから注意してください。


また、もう一つだけ確認しておきましょう。
それは疑問文に対する 「No」 の答えです。


通常、疑問文に答える時には疑問文の文頭で使っている単語(Do なら do, Does なら
does , Did なら did , be動詞で聞いたらbe動詞)で答えます。


実際、Yes の答え方は Must で聞かれたので must を使って答えていますよね。
しかし、No の答え方を見てください。 ↓


疑問文:Must I study math?   「私は数学を勉強しなくてはならないのですか」

答え方:Yes, you must. / No, you don't have to.

「はいしなくてはいけません/いいえその必要はありません」  


Must で聞かれたにもかかわらず do を使って答えています。
これはなぜでしょう?


こういう場合単純に 「例外」 と片付けてしまうことは簡単ですが、それではただの暗記
になってしまいます。
きちんとした理由がある場合にはできるだけそこまで掘り下げて考えてみましょう。


この場合はこういうことです。


<Must の疑問文に No で答える時>


Must I study math?    


この文の意味は 「私は数学を勉強しなくてはならないのですか」 ということです。
つまり、


『このせりふを言っている 「私」 という人は数学の勉強をやりたくはないのです』


ということはそれに対する答えは Yes の場合は 「はい、しなければいけません」
となりますが、 No の場合には 「いいえ、その必要はないですよ」 と言ってあげると
いうことになりますよね?


「〜の必要はない」という言い方は 「don't have to」 ですからここではこのような言い
方になるのです。


では、もしここで型通りに 「must」 を使って聞いているから 「must」 を使って答えたら
どんな意味になってしまうのでしょう?


「must」 で答えると 「No, you mustn't.」 となります。


「mustn't」 は 「〜してはいけない」 という意味になりますから、「いいえ(数学の勉強
を)してはいけません」という意味になり、おかしな会話文になってしまいます。


ではこの「いいえしてはいけません」はどんな時に使うべき表現なのでしょうか?


これは 「〜をしてもいいですか」 とそれをやりたがっている時に使うべきなのです。
この「〜をしてもいいですか」という表現は次回勉強しますので、その時にもう一度軽く
復習します。


この 「Must」 で聞かれた時の 「No」 の答え方は入試でよく出題されます。
それだけ間違える人が多いということですからしっかり理解してください。


<must と have(has) to の詳しい解説>

ではここまでの内容が理解できたら次にいきます。
次は 「must」 を書きかえた 「have to」 の文です。


上に書いたように 「must」 の書きかえは 「have(has) to」 となります。
意味はどちらも 「〜しなければならない」 です。

must 〜 「〜しなければならない」 He must get up early every day. 
「彼は毎日早く起きなければならない」
=have to 〜
(has)
=He has to get up early every day.



また過去形ですが、「must」 には過去形がありません。
ですから書きかえた 「have(has) to」 の過去形である 「had to」 を使うことになり
ます。

(過去形) had to 〜 「〜しなければならなかった」
 He had to practice kendo .
「彼は剣道を練習しなければならなかった」 



そして次からが注意なのですが、「must」 にだけ特別にもう一つ 「〜に違いない」とい
う意味があります。

mustだけの意味 「〜に違いない」  You must be tired.
「あなたは疲れているに違いない」
He must be a kind boy.
「彼は親切な少年に違いない」


この表現は結構、生徒にとっては 「穴」 でできない人が多いです。
よってこれも入試ではよく狙われます。


ここでの確認はこの 「〜に違いない」 という意味はこの 「must」 にしかないということ
です。


もしこの文を 「have(has) to」 を使って言ってしまうと 「〜しなければならない」 という
意味になるので注意してください。


You have to be tired.           「あなたは疲れなくてはいけない」  ???


また、この 「〜に違いない」 という意味になる時には大抵上の例文のように動詞は
「be」 となりますのでこれも一つの手がかりにしてみてください。


ここで、もう一つだけお話しましょう。
それはどうしても 「be」 という形が出てくると 「よく分からない」 という意見を聞くので
その点を確認しておきたいと思います。


例) You       are    tired.             「あなたは疲れています」

You   must be   tired.               「あなたは疲れているに違いない」


上の例文を見てもらえれば分かると思いますが、こういうことです。


「must」 は助動詞なので後ろには 「動詞の原形」 がこなければいけない。



元の文で使われている動詞は 「be動詞」 なので原形は 「be」



よって      You must be tired. となる


ということです。
たったこれだけなのですが、生徒にとっては理解しずらいところのようです。


私も中学生の頃は同じだったのでその気持ちはよく分かります。
ですから 「be」 が出てきたら


『助動詞をぬいた元の文はどんなだろう』


と考えてください。
その時に 「tired(疲れている), busy(忙しい), kind(親切な)」 などの単語は形容詞なの
でその前に 「be動詞」 を入れてあげなくてはいけないということを忘れないで下さいね


もう一つ確認しておかなくてはいけないのがこれです。


注意2:否定形になると意味が変わるので注意!

must not 〜
(mustn't)
「〜していはいけない」
don't have to 〜
(doesn't)
「〜しなくてもよい、〜する必要はない」


ここはそれほど説明は必要ないと思います。
つまり、


『肯定文では同じ意味だった 「must」 と 「have(has) to」 が否定文になると意味が変
わってしまう』


ということです。


肯定文:I must study math.       「私は数学を勉強しなくてはいけない」

I have to study math.      「私は数学を勉強しなくてはいけない」


2つとも同じ内容



否定文:I mustn't study math.      「私は数学を勉強してはいけない」

I don't have to study math   「私は数学を勉強する必要がありません」


意味が違っている


「must」 の否定形である 「must not (mustn't)」 は 「〜してはいけない」 という強い
否定を表します。


それに対して 「have(has) to」 の否定形である 「don't(doesn't) have to」 は 「〜し
なくてもよい(〜する必要がない)」 という弱い否定を表します。


別の言い方をすれば


「must not (mustn't)」   → 「何と言おうと、してはダメだ!」

「don't(doesn't) have to」 → 「やりたいというなら別にしてもいいんだけど・・」


という感じです。
違いが分かりましたか?


<その他の助動詞>


難しいというか解説が必要な助動詞はこのくらいなのですが、その他を簡単に説明して
おきます。


「may」  → 2つの意味があるので注意 「〜してもよい、〜かもしれない」


※入試では 「〜してもよい」 の方がよく出されています。

You may watch TV now. 「あなたは今テレビを見てもよいです」



「should」 → 「〜すべき」 という意味をおさえておけば高校入試では大丈夫でしょう。

You should go to bed now. 「あなたはもう寝るべきです」



「had better」 → 「〜した方がよい」 と訳されますがこの表現を使った時にネイティブが
受ける印象は強烈なものです。

本来の訳し方としては 「should」 の 「すべき」 の方が合っていると思
われますので、みなさんが会話で使う時には覚えておいてください。

特に目上の人には使わないように注意。


ただし、テストの答えとなったら 「〜した方がよい」 で構いません。
ややこしいですね・・・(+_+;)


それからこの表現では否定文の言い方にだけ注意しておきましょう。
否定文の言い方は下のようになります。




肯定文:You had better go home. 「あなたは家に帰った方がよい」

否定文:You had better not go home.

「あなたは家に帰らない方がよい」



否定文の作り方は 「had better not」 となり、 「had not better」 では
ありません。
ご注意を!!


以上、今回はずいぶん長くなってしまいましたがここまでとします。
ここでの解説はあくまでも解説だけになっています。

助動詞の問題をみなさんでこなしておいて下さい。
解説を聞いて理解することと、問題が解けるのでは全くの別物ですから。


それではまた次回会いましょう。 

See you next time. (^o^)/~~~ Bye



<今回のまとめ>


<助動詞とは>


『動詞に意味を加えて更に細かいニュアンスをあらわしたもの」』


<助動詞の使い方>


『助動詞 + 動詞の原形』


<いろいろな助動詞>


番号 助動詞の種類 助動詞の意味 書きかえ 例文 備考
can 〜することができる be able to   I can speak English.
=I am able to speak English.
「am」と「be able to」が入れかわるだけ
* could 〜することができた be able to   I could swim fast.
=I was able to swim fast.
canの過去形
must 〜しなければならない have to 〜
(has)
  I must get up early .
=I have to get up early.
「must」と「have to」が入れかわるだけ
* had to 〜しなければならなかった なし   I had to study hard. なし
* *must 〜に違いない なし   He must be strange. これは must だけの意味なので注意!
* must not
(mustn't)
〜していはいけない Don't 〜   You must not run here.
= Don't run here.
mustの否定形は「〜してはいけない」となる
* don't have to
(doesn't)
〜しなくてもよい
〜する必要はない
need not 〜   You don't have to swim.
= You need not swim.
mustとhave toは否定文になると意味が変わる
will 〜でしょう
〜するつもり
be going to   I will study hard.
= I am going to study hard.
なし
may 〜してもよい
〜かもしれない
「してもよい」の意味で「can」   You may stay here. なし
should 〜すべき なし   You should study hard. なし
had better 〜したほうがよい なし   You had better go now. なし


  
must not 〜
(mustn't)
「〜していはいけない」
don't have to 〜
(doesn't)
「〜しなくてもよい、〜する必要はない」



『肯定文では同じ意味だった 「must」 と 「have(has) to」 が否定文になると意味が変
わってしまう』


肯定文:I must study math.       「私は数学を勉強しなくてはいけない」

I have to study math.      「私は数学を勉強しなくてはいけない」


2つとも同じ内容


否定文:I mustn't study math.      「私は数学を勉強してはいけない」

I don't have to study math   「私は数学を勉強する必要がありません」


意味が違っている


「must not (mustn't)」   → 「何と言おうと、してはダメだ!」

「don't(doesn't) have to」 → 「やりたいというなら別にしてもいいんだけど・・」


<Must I 〜?の答え方に注意>


Must I study math?   「私は数学を勉強しなくてはならないのですか」

答え方:Yes, you must. / No, you don't have to.

「はいしなくてはいけません/いいえその必要はありません」  


※No, you mustn't. としてはいけない

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