不定詞の文 part4 (もっと深く知るために)

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不定詞の文 part4 (もっと深く知るために)

<前回の復習>

<副詞とは?>


動詞・形容詞・副詞を修飾する品詞


<副詞的用法>

「to + 動詞の原形」

1 「〜するために」(目的)
2 「〜して」     (原因)



1 I went to the library to study English.

 「私は英語を勉強するために図書館へ行きました」

* 「勉強するために」が「行きました」を修飾している


He was glad to hear the news.
   
 「彼はその知らせを聞いてうれしかった」

* 「知らせを聞いて」が「うれしかった」を修飾している


<今回の内容>

《基本文》  He has a lot of things to do today.

       「彼は今日することがたくさんあります」



<解説>


みなさんこんにちは。
前回まででとりあえず一通りの不定詞の解説は終わりましたが、大丈夫ですか?


もう大丈夫という人もちょっと不安という人もいるかとは思いますが、ここは大変重要ですし、
実際にテストで聞かれるとできない人が多いのでもう少し復習をしておきましょう。


まずは不定詞の要点確認です。


<不定詞>

形  :  to + 動詞の原形

用法:  名詞的用法   → 「〜すること」

      形容詞的用法 → 「〜するための」

      副詞的用法  → 「〜するために」「〜して」


※不定詞を訳す時は日本語らしくすることが大切。

  逆に考えると問題で聞かれるときには普通の日本語のようになっている
  ので、それをいかに上の訳にあてはめて考えられるかが鍵になる。



1 名詞的用法

<代表的な名詞的用法と訳し方>
like to 〜 〜するのが好き(〜することが好き)
begin to 〜
(start)
〜し始める(〜することを始める)
want to 〜 〜したい(〜することを欲する)
try to 〜 〜しようとする(〜することを試みる)



2 形容詞的用法

<代表的な形容詞的用法と訳し方>
something to drink 何か飲み物(飲むための何か)
something cold to drink 何か冷たい飲み物(飲むための何か冷たいもの)


※形容詞的用法はある意味一番難しいのであとで詳しく解説します。


 

3 副詞的用法

不定詞の副詞的用法(原因)
be glad to 〜
(happy)
(pleased)
〜してうれしい
be sad to 〜 〜して悲しい
be surprised to 〜 〜して驚く
be sorry to 〜 〜して残念
*副詞的用法の「原因」はパターンが決まっているので確実に覚えよう!



と、こんなところが前回までの内容でしたよね?
これはあくまでも重要なエッセンス、つまり要点だけなのでピンとこない人もいるかと
思いますが、きちんと押さえておいてください。


ところで、上で予告しておいたように今回の「もっと深く知るために」という内容は不定詞の
「形容詞的用法」についての補足をしておきたいと思います。


なぜ「形容詞的用法」なのかといいますと、「形容詞的用法」が英作文や並べかえ問題を解く
ときに一番苦労する生徒が多いからです。


ただし、苦労するというのはこれからお話しする点を押さえていない人の場合であって、今から
お話しすることをしっかりマスターしていれば特に問題はなくなりますので安心してくださいね。


それではお話していきましょう。


<形容詞的用法の注意点>


では、形容詞的用法は何が難しいのでしょうか?
結論を言えば、それは


『基本的な訳し方と問題で出される時の日本語訳がかけ離れてしまうので
文の形がつかみにくい』


ということなのです。
次の例文をみてください。



例1) I have a lot of things to do today.


この文は直訳で訳すとこうなります。


「私は今日するためのたくさんのものを持っています」


この日本語は理解できますよね?
というよりも皆さんが訳すとこうなる人の方が多いのではないでしょうか。
この英文を分解していくとこんな感じですよね?


I   /  have  /  a lot of things /   to do   / today.
(私は)(持っています)(たくさんのもの) (するための) (今日)

              ↓

「私は今日するためのたくさんのものを持っています」


しかし、この日本文はあまりにも日頃使っている日本語とはかけ離れてしまっています。
不定詞は(というよりも英文は皆そうですが)日本語らしく訳すというのが基本です。


そういう目で見ると「私は今日するためのたくさんのものを持っています」
という訳し方では当然失格です。


もう少し日本語らしく訳していく必要があるのです。
そのためこの文であればこんな感じに訳されます。



『私は今日することがたくさんあります』

『私は今日しなければいけないことがたくさんあります』



このような訳し方は自然な日本語であり、訳としても問題ないでしょう。
そして、ここが肝心なのですが、


《テストで出題される問題でもこのような訳し方になっている》


ということなのです。
ですから日頃からそのことを頭に入れて問題を解いていないと、テストでいきなり
出された時に「何だコリャ?こんなの分かんないよ」ということになってしまうのです。


他にもまだあります。
つぎは実際に出題されるような日本語訳を書いてみましょう。



例2) 私は電車で読む本が欲しかった。

例3) エミは彼と会うチャンスがなかった。

例4) 彼は食べ物を買うお金が全然なかった。


これらはどうでしょう。
まずは例2)から説明します。



例2) 私は電車で読む本が欲しかった。


これは 「私は電車で読む(ための)本が欲しかった」 と考えます。


「私は/電車で/読むための/本が/欲しかった」

           ↓

「私は/欲しかった/本が/読むための/電車で」

           ↓

「I / wanted / a book(some books) / to read / in the train」

           ↓

「I wanted a book (some books) to read in the train.」



※ポイント 「読む本」 → 「読むための本」 と考える。




続いて例3)です。


例3) エミは彼と会うチャンスがなかった。


これも例2)と同じですから同じプロセスで考えていきます。
一つ気をつけるところは「なかった」という言い方は「持っていなかった」
と考えるところです。


「エミは彼と会う(ための)チャンスがなかった」
                   ↑
               ここを「持っていなかった」と考える
                          ↓

「エミは/彼と/会うための/チャンスを/持っていなかった」

            ↓

「エミは/持っていなかった/チャンスを/会うための/彼と」

            ↓

「Emi / didn't have / a chance / to meet (see) / him 」

            ↓

「Emi didn't have a chance to meet (see) him.」


※ポイント 「なかった」 → 「持っていなかった」



さて、最後は例4)です。


例4) 彼は食べ物を買うお金が全然なかった。


この例4)は例3)と似ているようですが一つ違っているところがあります。
それは 「全然なかった」 となっているところです。


例3)で「なかった」は「持っていなかった」と考えるという話をしました。
この例4)では「全然なかった」ということですから「全然持っていなかった」
ということになります。


ではどんな言い方をするのでしょう・・・・。


ここで一つ知っておいていただきたい表現があります。
非常に大切ですからここで必ず押さえておいてください。


<重要>
  not any 〜  
=no 〜
「全然〜ない」「全く〜ない」



例4)ではこの表現を使います。
ではといていきましょう。


「彼は食べ物を買う(ための)お金が全然なかった」
                      ↑
             ここを「全然持っていなかった」と考える
                           ↓

「彼は/食べ物を/買う(ための)/お金が/全然なかった」

              ↓

「彼は/食べ物を/買う(ための)/お金を/全然持っていなかった」

              ↓

「彼は/全然持っていなかった/お金を/買う(ための)/食べ物を」

              ↓

「He / did not have / any money / to buy / some food .」



という流れで文が完成します。
実際には「did not have」は「didn't have」と短縮されることがほとんどです。


そして今回はぜひこの文を 「no」 を使って書きかえる言い方もマスターしてください。
書きかえるとこうなります。


<書きかえ>

He didn't have any money to buy some food.

= He had no money to buy some food.


「 Hehad no money to buy some food.」

「彼は食べ物を買うための0円のお金を持っていました」


この発想、分かります?
これが英語独特の発想です。


「no」 というのは「全くない」つまり 「0」 と考えてください。
ですから 「no money」 というのは 「0円のお金」 ということになります。


日本語の発想ですと「0円のお金=お金がない」となりますが、英語では「0円のお金を持っている」
という考え方をします。


「0円のお金をどうやって持つのよ?」といいたくなるのですが、英語ではよく

「彼は0回のチャンスを持った=彼はチャンスが1度もなかった」

のような文をみかけます。
これからはどんどん出てきますので慣れていってください。


今回の「不定詞 part4(もっと深く知るために)」は以上で終わりです。
不定詞は非常に大切です。
ぜひしっかりと勉強してください。


特に中学3年生の受験生の方はたとえ中2の内容とはいえ基本になります。
この内容が理解できないと、中3で出てくる不定詞の応用編が理解できなくなりますので
頑張ってください。


<今回のまとめ>


<不定詞>

形  :  to + 動詞の原形

用法:  名詞的用法   → 「〜すること」

形容詞的用法 → 「〜するための」

副詞的用法  → 「〜するために」「〜して」


※不定詞を訳す時は日本語らしくすることが大切。


逆に考えると問題で聞かれるときには普通の日本語のようになっている
ので、それをいかに上の訳にあてはめて考えられるかが鍵になる。



1 名詞的用法

<代表的な名詞的用法と訳し方>
like to 〜 〜するのが好き(〜することが好き)
begin to 〜
(start)
〜し始める(〜することを始める)
want to 〜 〜したい(〜することを欲する)
try to 〜 〜しようとする(〜することを試みる)


2 形容詞的用法

<代表的な形容詞的用法と訳し方>
something to drink 何か飲み物(飲むための何か)
something cold to drink 何か冷たい飲み物(飲むための何か冷たいもの)


3 副詞的用法

不定詞の副詞的用法(原因)
be glad to 〜
(happy)
(pleased)
〜してうれしい
be sad to 〜 〜して悲しい
be surprised to 〜 〜して驚く
be sorry to 〜 〜して残念
*副詞的用法の「原因」はパターンが決まっているの  で確実に覚えよう!
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