文型 part3 (みんなが苦手!第5文型?)

文型 part3 (みんなが苦手!第5文型?)

<前回の復習>


<第3文型>

『S+V+O』

     ↓ つまり

『主語+動詞+目的語』


Tom gave a present to her.
 主語  動詞    目的語

「トムは彼女にプレゼントをあげました」

My sister bought the book for me.
   主語      動詞    目的語

「私の姉は私にその本を買ってくれました」



<第4文型>

『S+V+O+O』

      ↓  つまり

 『主語+動詞+目的語+目的語』


例)She showed me a picture. 
           ↑   ↑
          人に  物を 

「彼女は私に写真を見せてくれました」

  Your mother cooked us some cookies.
                 ↑    ↑
               人に   物を

「あなたのお母さんは私たちにクッキーを作ってくれました」



<第3文型と第4文型の書きかえはどこが変わるのか>


<ポイント>

Tom gave /   me    / a present.
          (人)   +   (物)
Tom gave / a present  / to me.
          (物)  +   (人) 

「トムは私にプレゼントをくれました」

前置詞の使い分け方
「for」を使う動詞 find , choose , buy , get , make , cook など
「to」 を使う動詞 give , show , send , teach , tell  など
「of」 を使う動詞 ask



<今回の内容>

《基本文》     I call the dog Pochi.

          「私はその犬をポチと呼びます」

<解説>

こんにちは。

前回は第3文型と第4文型の書きかえを説明しました。
第4文型から第3文型に書きかえるときには前置詞が変わるということは
理解できましたか?


さて今回は「第5文型」というものを勉強します。
この第5文型というのは慣れないうちは何か変な感じがする形なのですが、
慣れてくるとこの「違和感」がなんとも英語らしくて逆に気に入ってきます。


結構、中学生はこの文型は苦手な人が多いので、よく勉強してくださいね。
では解説をします。
まず第5文型というのは次のような形です。


<第5文型>
S V O C
主語 動詞 目的語 補語



主語(S)というのは「〜は、が」となる動作の主人公です。

動詞(V)というのは「〜をする」となる動作を表す言葉です。

  ※「〜です」や「〜ある、いる」というbe動詞の場合もあります。

目的語(O)というのは「〜を、に」となる動作の対象です。

補語(C)というのは第5文型では、「O」と等しい関係になる言葉です。


では例文で見てみましょう。

(例1)  I call the dog Pochi.

     「私はその犬をポチと呼びます」


この文を次のような段階をふんで見ていきましょう。

I call. 「私は呼びます」
I call the dog. 「私はその犬を呼びます」
I call the dog Pochi. 「私はその犬をポチと呼びます」


と、このように変化していきます。
ですから後ろにある「the dog」と「Pochi」の関係は


「the dog」=「Pochi」  ← 超たいせつ、ポイントだよ


となっています。
当然ですよね?


だって、その犬のことをポチと呼んでいるのですから。


I / call / the dog / Pochi.
(S) (V)    (O)  =  (C)
[その犬 = ポチ]


分かりますか?


第5文型はこの『(O) = (C)』というのが最大の特徴です。


この構文は、


「call A + B」 (AをBと呼ぶ)


と覚えておきます。
では他の例文も見てみましょう。


(例2)   He named his son Seiya. 

「彼は息子を聖也と名づけました」

He named. 「彼は名づけました」
He named his son. 「彼は息子に名づけました」
He named his son Seiya 「彼は息子を聖也と名づけました」


これも

「his son」=「Seiya」 ← やっぱり超たいせつ

となっています。

He / named / his son / Seiya.
(S)   (V)     (O) = (C)
[彼の息子 = セイヤ]


この構文は、

「name A + B」 (AをBと名づける)

と覚えます。


(例3)   The news made us happy. 

「そのニュースは私たちをうれしくさせた」

ちょっとおかしな意味になるけど、これまでと同じようにまとめるとこのように
なるね。

The news made. 「そのニュースはさせた」
The news made us. 「そのニュースは私たちをさせた」
The news made us happy. 「そのニュースは私たちをうれしくさせた」


ここでも言えることは

「us」=「happy」  ←とにかく大切なんだって

となっています。


The news / made / us / happy.
(S)     (V)   (O) = (C)
[私たち = うれしい]


この構文は、

「make A + B」 (AをBにする)

と覚えます。


今回の構文はすべて非常に大切です。
どれも入試には頻出(しょっちゅう出る)ですのでしっかり覚えましょう。

今回はここまでにしておきましょう。
それでは今回のまとめです。


<今回のまとめ>


<第5文型>
S V O C
主語 動詞 目的語 補語



主語(S)というのは「〜は、が」となる動作の主人公です。

動詞(V)というのは「〜をする」となる動作を表す言葉です。

  ※「〜です」や「〜ある、いる」というbe動詞の場合もあります。

目的語(O)というのは「〜を、に」となる動作の対象です。

補語(C)というのは第5文型では、「O」と等しい関係になる言葉です。


(例1)  I call the dog Pochi.
     「私はその犬をポチと呼びます」

      「the dog」=「Pochi」


(例2)   He named his son Seiya. 
    「彼は息子を聖也と名づけました」

      「his son」=「Seiya」 


(例3)   The news made us happy. 
    「そのニュースは私たちをうれしくさせた」

      「us」=「happy」