間接疑問文 part2 (疑問詞が主語の場合)

間接疑問文 part2 (疑問詞が主語の場合)

<今回の内容>


     I don't know who is in the room.
    
    「私は誰が部屋にいるのか分かりません」

__________________________________

<解説>

みなさんこんにちは。
もう8月も終わろうとしています(^_^;)

夏バテは大丈夫かな?
この時期は夏の疲れが出てきて体が重くなってくる頃だからね。

さて、今回は間接疑問文の2回目です。
前回は間接疑問文の基本を勉強したけど、今回は次の段階として

『疑問詞が主語になる場合』

というのを解説していきます。
まず疑問詞が主語になるというのはどういうことかを理解しないと
いけません。

上の基本文をもう一度見てみましょう。

 I don't know who is in the room.
「私は誰が部屋にいるのか分かりません」

この中の「who」はなんて訳しているかというと「誰が」となっています。
「〜は、が」というのは主語の訳し方ですね。
だからこの「who」は「誰」という疑問詞の役割もしていますが「主語」
の役割もしているといえるのです。

ちょっと説明が大雑把すぎますね。
もう少し詳しく解説すると次のような違いがあります。
次の2つの文を見比べてください。

1 Who is he? 
  「彼は誰ですか」

2 Who is in the room?
  「誰が部屋にいますか」

1番の文の主語は「彼は」という「he」です。
この文は普通のパターンです。

それに対して2番の文には「he」のような明らかな主語はありません。
この文の主語は「誰が」となっている「who」です。
つまり、この文の「who」は誰という「疑問詞」と「主語」の2つの役割
をしているのです。

今回はこのように『疑問詞が主語の役割もしている場合』の間接疑問文を
解説していきます。

とはいってもそれほど難しいものではありません。
前回解説しました間接疑問文の基本を覚えていますか?

『疑問詞+主語+動詞』

これです。
この決まりを頭に入れて次の解説を聞いてください。

I don't know.     (私は知りません)
Who is in the room?  (部屋に誰がいますか)

この2つの文をつなげるときに、最初は疑問詞の入っていない文を
いうので

    I don't know.

その後ろに『疑問詞+主語+動詞』を並べていきます。
このときに疑問詞は「who」です。
それで次の主語はというと、また「who」です。
その次の動詞は「is」です。

となると『疑問詞(who)+主語(who)+動詞(is)』と考えて
「who」は当然ひとつでよいので、

    I don't know who is in the room.
    (私は誰が部屋にいるのか分かりません)

という文が出来上がります。

結局のところ疑問詞が主語になるときはその文を後ろにそのまま
続けてしまえばいいんですね。
分かりますか?

疑問詞が主語になるパターンはそれほど多くないのでちょっと
練習してみましょう。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

(練習)

1 Do you know?
   what is in the box?

  
下の文は「箱の中には何がありますか」という意味で
疑問詞の「what」は「何が」という主語の意味にもなっていますね。
ですから上で話したように疑問詞を含む文はそのまま後ろにつなげ
ればいいので・・・

  Do you know what is in the box?
  (あなたは箱の中に何があるか知っていますか)

2 I'm not sure.
   Which dress is better for you?

もう一つ見てみましょう。
この文も下の疑問詞を含む文の意味を確認すると、

「どちらのドレスがあなたにより良いのですか」

となり、この場合は「which dress」がまとめて疑問詞の役割をして
いて主語になっているのが分かりますか?
でもつなぎ方は1番と同じで・・・

  I'm not sure which dress is better for you.
  (私はどちらのドレスがあなたにより良いのか分かりません)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

さて今回はここまでです。
今回の内容は分かりましたか?


<今回のまとめ>

<間接疑問文>

(ポイント)

1 疑問詞が主語になる場合でも『疑問詞+主語+動詞』の基本どおり

2 疑問詞と主語がひとつの単語なので結局は元の文をそのまま後ろに
   つなげるだけでよい。

例)

I don't know.    
What is in the box?    

1 What is in the box?
(何が箱の中にありますか)

  *「何が」となるので「what」は疑問詞と主語の役割をしている
 
     ↓

2 I don't know what is in the box.
             
「what is」だけで『疑問詞+主語+動詞』となっている