感嘆文 part2(Whatを使った感嘆文)

感嘆文 part2(Whatを使った感嘆文)

<今回の内容>

            What で始まる感嘆文

          What a beautiful flower this is!
        「これはなんてきれいな花なんだろう」


<解説>


みなさんこんにちは。
前回は「How」で始まる感嘆文を説明しました。
今回は「What」で始まる感嘆文の解説をしていきます。


前回も紹介しましたが、まずは感嘆文の基本形をもう一度みてみましょう。



<感嘆文>


How + 形容詞(副詞) + 主語 + 動詞 !
What + a(an) + 形容詞 + 名詞 + 主語 + 動詞 !

「なんて〜なんだろう」

What で始まる感嘆文


まずは1つ例文を見てみましょう。


(例文)

What a beautiful flower this is!
(これはなんてきれいな花なんだろう)

「How」でもお話しましたが、


1 感嘆文では英文の最後に「!」を入れる。
2 「なんて〜なんだろう」と訳す。


この2つの決まりは今回も共通です。
ではそれ以外の点はどうでしょうか?

Whatで始まる感嘆文の特徴

まず1番目はなんといっても『名詞』が入っているということです。
これが1番目の特徴です。


2番目はこの名詞が入ってくることによって『a,an』も必要になることです。
名詞はものの名前をあらわしているので、それが「1つ」ということを言ってあげる必要があるからです。


3番目は「How」のときは形容詞か副詞が使えたのですが、「What」のときは『形容詞』しか使えないということです。
これも名詞が入ってくることに関係しています。名詞を修飾するのは「形容詞」です。



例文の解説をしていきましょう。

What a beautiful flower this is!
(これはなんてきれいな花なんだろう)


最初は「What」で始まっています。これはとりあえず問題ないでしょう。

次に「a」が入っています。これも「What」で始まるときの特徴でした。

その次は「beautiful」という形容詞。これは後ろの名詞を修飾(説明)しています。

次は「flower」という名詞。「What」で始まるときの最大の特徴です。

そして最後は「this is!」と「主語+動詞!」がきています。

まぁ、ここまでは見たままの解説です。
次に前回と同様に書きかえのパターンで考えて見ましょう。

very を含む文を What で始まる感嘆文に書きかえる


(例題)次の2つの文がほぼ同じ内容になるように空所をうめなさい。


  This is a very large house.
  =(   )(   )(   )(   )(   )(   )!

上の文は「これはとても大きな家です」という意味です。
これとほぼ同じ意味になる文は「これはなんて大きな家なんだろう」とすればいいですね。


書きかえ方はこれも前回と同じように「very」を「What」にかえてあげます。あとははじめに確認した順序で単語を並べるだけです。正解は、

「What a large house this is!」
(これはなんて大きな家なんだろう)


では次の問題ならどうなるでしょうか?
考えてみてください。




(問題)次の2つの文がほぼ同じ内容になるように空所をうめなさい。

1 This is a very old house.
 =(   )(   )(   )(   )(   )(   )!

2 These are very interesting books.
  =(   )(   )(   )(   )(   )!





1番から考えてみましょう。


1 This is a very old house.
 =(   )(   )(   )(   )(   )(   )!

最初の例題と同じように考えてみましょう。
「very」を「What」に変えて、あとは基本どおりに並べていく・・・。そうやって導き出した文は次のようになります。


「What a old house this is!」


さて、この文を見て何か気づきましたか?
この答えは間違えています。


よく見ると「old」の前に「a」が入っています。
「old」は『母音』で始まっている形容詞ですから「a」は使えませんよね。


そうです、「an」にしてあげる必要があるのです。正解はこのようになります。


「What an old house this is!」
(これはなんて古い家なんだろう)


ではどうして最初は「a」が使われていたのに、書きかえたら「an」になってしまったのでしょうか?もう一度2つの文を見比べて見ましょう。

1 This is a very old house.
2 What an old house this is!


1番の文は「a」の後ろに「very」が入っています。
「very」は母音ではなく子音ですから当然「a」がはいることになります。


ところが2番の文では「very」を「What」に変えて文頭に移動しているので後ろには形容詞の「old」がくることになってしまいます。そのためにこういったことが起こっていたのですね。分かりましたか?


こういうところは大切ですので、テストを作る先生たちは大好きです(笑)
こういうことが起こるのは「形容詞が母音で始まる場合」ですから「old」以外にも「easy」「interesting」などもよく出題されています。覚えておいて損はないですよ。



次は2番です。


2 These are very interesting books.
=(   )(   )(   )(   )(   )!

今度の文はどのように書きかえられるでしょう。
元になっている文が先ほどまでと大きく違うところがあります。それはなんだか気づきましたか?


それは『主語(後ろの名詞も)が複数になっている』ということです。
複数になるとどんな影響が出てくるのでしょう。



それは「a,an」が必要なくなるということです。


「a,an」は「1つの」という意味ですから当然ですよね。
正解はこうなります。

「What interesting books these are!」
(これらはなんて面白い本なんだろう)

1番の問題で「interesting」は母音で始まる形容詞ということをお話したので「an」を考えた人もいるかもしれませんが、複数の時には「a,an」は必要なくなります。言われれば当然なのですが、ついうっかり間違えやすいところです。ここも注意しておきましょう。

今回はここまでです。
最後にここまでのまとめをしておきましょう。

今回のまとめ

<感嘆文2>

What + a(an) + 形容詞 + 名詞 + 主語 + 動詞 !
「なんて〜なんだろう」

(Whatで始まる感嘆文の特徴)

1 名詞が入る
2 名詞の前は形容詞だけ(副詞は入らない)
3 「a,an」が形容詞の前に入る
  (但しこれは主語(後ろの名詞も)が単数のときだけ)

<注意点>

1 形容詞が母音で始まるときには「an」を入れる
2 主語(後ろの名詞も)が複数のときは「a,an」は使わない