不定詞(2) part4 (enough to 〜と書きかえ)

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不定詞(2) part4 (enough to 〜と書きかえ)

<前回の復習>

<「too 〜 to −」と「so 〜 that 主語 can't−」の書きかえ>

1 He is so tired that he can't work.
He is too tired to work.
「彼は大変疲れているので、働くことができません
*これが基本形

2 He was so tired that he couldn't work.
He was too tired to work.
「彼は大変疲れているので、働けませんでした
*過去形になったときには、「couldn't」にすることを忘れない

3 This book is so difficult that I can't read it.
This book is too difficult for me to read.
「この本は大変難しいので私は読めません

*不定詞の動作主が、文の主語と異なる時には、「for + 人」の形を不定詞(to)の前に書く。
*「so 〜 that 主語 can't−」の文には、最後に動詞の目的語(単数ならit、複数ならthem)を入れてあげる。


<今回の内容>


《基本文》   Ken is kind enough to help old people.
         Ken is so kind that he helps old people.

        「健は大変親切なので、老人の手助けをします」




<解説>


みなさんこんにちは。


今回からはカナメの教え子でメルマガに登場希望をしてきました、友梨ちゃんに
登場してもらいます。


友梨ちゃんはしっかりした、礼儀正しい子ですが、正しいと思った時にはハッキリと
物を言う性格です。



カ: 友梨ちゃ〜ん。



友: は〜い。



カ: それじゃ、早速始めるよ。



友: はい、よろしくお願いします。


<enought to 〜の文>



カ: それでは始めていこう。
今回は『 enough to 』という表現とその書きかえを勉強するよ。


この『 enough to 』は、『〜する程十分な』という意味で、後ろのtoは当然不定詞
のtoだから、『動詞の原形』が入るんだね。
一つ例文を挙げてみよう。



He is rich enough to buy a new car.

「彼は新車を買えるほど十分なお金持ちです」



こんな文章が作れるんだよ。



友: 「rich」というのは、「お金持ち」という意味ですよね。
日本語では「十分なお金持ち」という言い方なのに、英語では「rich enough」と、
逆になるのですか?



カ: そうそう、いいところに目をつけたね。
その通り、そこが今回の一つの特徴なんだよ。



日本語では  →  十分なお金持ち
英語では    →  rich enough (お金持ち十分な)



となるんだよ。
じゃあ、他にも何か例を挙げてみようか。




「久美子はその質問に答えられる程十分頭がいい」




「頭がいい」というのは、「smart」や「clever」という単語があって
どちらを使ってもいいから、「十分頭がいい」というのを英語で言うと
どうなるかな?



友: ええとですね、それは



「smart enough」



です。



カ: そうだね、それでいいよ。
じゃあ、今の


「久美子はその質問に答えられる程十分頭がいい」


を英語にしてみよう。



友: はい、ちょっと待ってください。

「久美子はKumikoのままでいいから・・・」

「その質問はthe questionだし・・・」

「答えるはanswerでしょう・・・ぶつぶつ」


はい!
分かりました!



カ: あ〜、手は挙げなくてもいいよ。
初めから友梨ちゃんに質問しているんだから(笑)



友: あっ、そうですね。
答えは、


「Kumiko is smart enough to answer the question.」


です!



カ: はい、オーケー、正解。
ちゃんと、「smart enough」というように日本語とは逆にしているね。


「to」の後ろは不定詞だから動詞の原形がきているし、大丈夫だね。



友: はい、間違えないようにそこもちゃんと考えました。


<so〜that 主語 (can) − への書きかえ>




カ: よし、それでは書きかえ問題をやってみよう。
最初の例文、「He is rich enough to buy a new car.」
だけど、これは次のように書きかえられるんだよ。



He is so rich that he can buy a new car.



この文は、真ん中あたりの「that」の前で区切ってみると意味がとりやすくなるから、
切ってみるよ。


He is so rich / that he can buy a new car.


前半の「He is so rich」は「彼は大変お金持ちなので」となり、


後半の「that he can buy a new car」は「彼は新車を買うことができます」となる。


2つあわせると、


「彼は大変お金持ちなので、新車を買うことができます」


という意味になるんだよ。
分かるかな?



友: はい、今の書きかえの意味を聞けば、最初の「新車を買えるほど十分お金持ち」
という文と同じ意味になっているということは分かりました。


ただ、前回「so that can't」で「大変〜なので、−できない」という言い方がでてきた
と思いますが、それと似ていませんか?



カ: さすがだね、友梨ちゃん。
質問にキレがあるね。


その通り、前回でてきた「so〜that主語can't−」というのは「大変〜なので、主語はーできない」
という意味になって、「too 〜 to −」と書きかえられたんだよね。


でも今回は「so〜that主語can−」で、「can't」ではないから意味が、「大変〜なので、−できる」
という意味になるんだよ。


ここで知っておきべき注意点は、



1 「so〜that」の言い方は、後ろに続く言葉が「can't」になるとは限らないということ。


2 「too 〜 to −」の書きかえは「so〜that主語can't−」
「enough to 〜」の書きかえは「so〜that主語can−」
になること。


だね。



友: なるほど、そういうことですね。
違いが分かりました。


カ: そう?
じゃあ、もう一つの


「Kumiko is smart enough to answer the question.」


も書きかえてみようか。



友: はい。
「久美子は大変頭が良いので、その質問に答えられます」
となればいいんですよね。


となると、さっきカナメ先生が教えてくれたように切って考えると、
「久美子は大変頭が良いので、/ その質問に答えられます」





「久美子は大変頭が良いので」の部分が、

「Kumiko is so smart」



「その質問に答えられる」の部分が、

「that Kumiko can answer the question」



で、答えは



「Kumiko is so smart that Kumiko can answer the question.」



ですか?



カ: う〜ん、惜しいな。
ほとんど正解なんだけど、一ヶ所だけおかしいところがあるよ。
英語では一度でた名詞は二回目はどうするんだったかな。




友: あっ!は〜い。

分かりました!




カ: あの〜、一人しかいないから、手を挙げなくてもいいってば。




友: あっ、そうでした。
くせなんですよ私。
分かりました。


「Kumiko」は最初に出たら、二回目は代名詞にするんですよね。
だから正解は、


「Kumiko is so smart that she can answer the question.」


です。



カ: そう、それでいいよ。
ここまでの話は理解できたみたいだね。 
それじゃ、最後によく出題される文を解説して終わりにしよう。


次の文を見て。



「Ken is kind enough to help old people.」



この文の意味はどうなるかな?




友: 「健は古い人々を助けるほど十分親切です」
ですか?




カ: 「old people」は古い人々ではなくて、「老人」と訳せばいいよ。
それからこの「kind」を使った例文の場合には、


『親切にも〜する』


という訳し方でよく問題がでているから、その訳し方で覚えて
おいて。

その方が日本語としても自然だしね。だから、



『健は親切にも老人の手伝いをします』



のような訳し方がいいね。
それじゃ、この文を書きかえてみて。




友: はい、え〜と。


「Ken is so kind that he can help old people.」


ですかぁ、ちょっと自信がないです。
でも、「Ken」は「he」に直しましたよ。



カ: う〜ん、そうだね。
「he」に直したところはいいんだけど、やはりちょっと違うね。
正解はこうなるよ。



Ken is so kind that he helps old people.



この場合は「can」は入れないんだよ。
この例文の前に出てきた、



「お金持ちだから新車が買える」
「頭がいいから問題に答えられる」



というのはどちらも、


“そうしようと思っても、誰にでもできることではない”
“その能力があるからできること”


ことだよね。
これらはある意味 “能力”がある人に限られることだと
いえるんだよ。


新車が買えるのは、それだけの金銭的な(能)力をもっているし、
問題に答えられるのも、それだけの頭脳を持っているということ。



それに対して、「老人の手助けをする」というのは、その気になればほとんどの人が、
無理なくできることだよね。
そういう内容の場合は、「so that」で書きかえる時に、「can」は入れないんだ。



だから、この書きかえは、

「Ken is so kind that he can help old people.」

とはしないで、   



「Ken is so kind that he helps old people.」




とするんだよ。分かるかな?




友: へー、そうやって分けて使うんですね。
分かりました。




カ: よし、今回はここまでにしておこう。
最後にまとめをしておくからしっかり覚えておいてね。






<今回のまとめ>


<「−enough to 〜」 と 「so−that (can)〜の書きかえ>



「enough to 〜」 


意味:〜する程十分−


特徴1:「to」は不定詞なので、後ろには「動詞の原形」が続く


特徴2:「enough」の前には「形容詞」が入る(日本語と逆になる)

例) 〜する程十分お金持ち → rich enough to 〜

〜する程十分頭がいい → smart enough to 〜




「so−that (can) 〜」


意味:大変−なので、〜する(できる)


特徴1:「can」はそういう能力のある一部の人にしかできない
場合の書きかえの時に入れる。

例) お金持ち → 車が買える

頭がいい → 質問に答えられる




例文)


Kumiko is smart enough to answer the question.

Kumiko is so smart that she can answer the question.

「久美子は大変頭が良いので、その質問に答えられます」



He is rich enough to buy a new car.

He is so rich that he can buy a new car.

「彼は大変お金持ちなので、新車が買えます」



Ken is kind enough to help old people.

Ken is so kind that he helps old people.

「健は親切にも老人の手伝いをします」

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