be動詞と一般動詞(1・2人称のまとめ

be動詞と一般動詞(1・2人称のまとめ

前回の復習

一般動詞の疑問文とその答え方

『一般動詞の疑問文は肯定文の前に「Do」を、最後に「?」をつける

例)
   You play tennis.
      ↓
Do you play tennis ?

『答え方はDoで聞かれてるのでDoを使って答える

例)
Yes, I do. / No, I don't.

意味 『〜をしますか』(動詞によって訳し方はいろいろ変わります)

例)
「あなたはテニスをしますか」
「はいします。/ いいえしません」

今回の内容

be動詞と一般動詞(1,2人称)のまとめ

解説

今回はこれまで勉強してきた「be動詞」と「一般動詞」のまとめをしていこうと思います。

ここまで勉強してきたみんなはたぶん肯定文、否定文、疑問文と似たようなものがたくさん出てきて、その時その時には理解していても全体としては少し混乱してきてると思うんだよね。

そこで今回はピシっと頭の中が整理できるように頑張っていきましょう。

動詞の種類

英語では動詞が2種類あります。

動詞の種類
be動詞 am
is
are
一般動詞 play
like
have
knowなど

そして英語の文には大切なキマリがありました。それは

『一つの文の中には必ず動詞は一つだけ

ということです。

そのため上に挙げた2種類の動詞のうち、どちらか1つしか、一つの文には入れられないということになります。これからは

「be動詞が入っている文」 を「be動詞の文」

「一般動詞が入っている文」を「一般動詞の文」

と呼んで分けていきます。

『「be動詞の文」と「一般動詞の文」では疑問文と否定文の作り方が違っています。

ここもとても大切なポイントです。この点を適当に考えていると後で必ず混乱します。

「be動詞の文」と「一般動詞の文」では否定文、疑問文そして、その答え方が違うということをしっかり頭の中に入れておいてください。

それでは初めに「be動詞の文」から復習します。

「be動詞の文」には必ずbe動詞(3つあった)のどれかが入っています。

日本語では「〜です」のようになっていたはずです。これを否定文と疑問文そして答え方とまとめてみると次のようになりました。

be動詞の文
(肯) You are a baseball player. 「あなたは野球の選手です
(否) You are not a baseball player. 「あなたは野球の選手ではありません
(疑) Are you a baseball player ? 「あなたは野球の選手ですか
(答) Yes, I am. / No,I am not. 「はいそうです / いいえ違います

分かりますか?「be動詞の文」では

否定文の作り方 → be動詞の後ろにnotを入れる。
疑問文の作り方 → be動詞を文の最初(文頭)に出す。
答え方       → be動詞を使って答える。

※ Are you 〜 ?とbe動詞を使って聞いたのでYes, I am.のようにbe動詞を使うということ。
   決してYes, I do.のようにしてはいけない。

それでは次に「一般動詞の文」にいきましょう。

一般動詞の文
(肯) You like baseball. 「あなたは野球が好きです」
(否) You don't like baseball. 「あなたは野球が好きではありません
(疑) Do you like baseball ? 「あなたは野球が好きですか
(答) Yes, I do. / No, I do not. 「はい好きです/ いいえ好きではありません」

さぁ、さっきの「be動詞の文」との違いが分かりますか?

「一般動詞の文」では

否定文の作り方 → 一般動詞の前にdon'tを入れる。
疑問文の作り方 → 文の最初にDoをつける。
答え方       → doを使って答える。

※ Do you 〜 ?とdoを使って聞いたのでYes, I do.のようにdoを使うということ。
   決してYes, I am.のようにしてはいけない

違いはきちんと理解できたかな?

これが理解できていないと、それまでは何を聞かれても「Yes, I am.」と答えていたのに「Do」を習った直後から何でもかんでも「Yes, I do.」と答えてしまう人が出てくるからみんなは気をつけようね。

それでは今回の内容がきちんと理解できたか練習問題をしてみよう

練習問題

1 次の英文を否定文、疑問文そしてその疑問文にカッコで指示をされた形で答えなさい。

  1、I am a good boy.  (Yes)

  2、I know a good boy. (Yes)

  3、You are my teacher. (No)

  4、You like my teacher.(No)

2 次の日本文を英文に直しなさい

  1、私は日本の出身です

  2、私は日本が好きです

  3、あなたはよい少年です

  4、あなたは小さい犬を飼っています(小さい small)

解答と解説

1 まずは1番の問題です。
この問題を解くにはそれぞれの文が「be動詞の文」なのか「一般動詞の文」なのかを考えなくてはいけません。

英文の中にはさっき解説したように必ずどちらか一方の動詞が入っているわけですから、まずはそれを見きわめて、それからどうやって否定文や疑問文に変えるかを考えます。

1、I am a good boy.  (Yes)

では早速実際に考えてみましょう。

この問題で使われている動詞は「be動詞」と「一般動詞」のどちらでしょうか?

すぐにわかりますね、そう「am」があるので「be動詞」です。

ですから、否定文の作り方は『「be動詞」のうしろにnotを入れる』でしたから答えは、

I am not a good boy.
「私はよい少年ではありません

となります。それが分かれば疑問文も簡単ですね。

疑問文の作り方は『「be動詞」を文頭に出す』でしたから、答えは

Am I a good boy ?
「私はよい少年ですか

となります。答え方はちょっと注意が必要です。質問が「私はよい少年ですか」なのですから聞かれた人はなんて答えたらいいのか?

もし、「はいそうです」というのを「Yes, I am.」と答えてしまうと、それは「はい、私はよい少年です」という意味になってしまい、答えている人が自分で自分のことを「よい少年です」と言っていることになるのでおかしなことになってしまいます。

ですから、この場合は、「はい、あなたはよい少年です」となるように答えてあげる必要があるので、正解は

「Yes, you are.」

となります。

答え)
否定文:I am not a good boy. 「私はよい少年ではありません」
疑問文:Am I a good boy ?   「私はよい少年ですか」
     Yes, you are.       「はいそうです」


2、I know a good boy. (Yes)

続いて2番です。

この問題も考えていく順序は同じです。
そう、まずは使われている動詞を考えるのですね。

すると今度は「know」があるので「一般動詞」ですね。それが分かれば、否定文の作り方は「一般動詞の前にdon'tを入れる」でした
し、疑問文は「文の最初にDoをつける」でしたから後はその通りに書きかえるだけです。

疑問文の意味が「私はよい少年を知っていますか」なんて少しトンチンカンな内容になります。

実際の会話ではこのような質問は使われないと思いますが、今は疑問文とその答え方の練習というつもりでやってみてください。

したがって答えは次のようになります。

今回も答え方の主語が「you」になるところに注意です。

答え)
否定文:I don't know a good boy. 「私はよい少年を知りません」
疑問文:Do I know a good boy ?  「私はよい少年を知っていますか」
     Yes, you do.          「はい知っています」


3、You are my teacher. (No)

さぁ、コツもつかめてきたと思います、どんどんいってみましょう。

今度の問題もまず最初は「動詞をみつける」ところからだね。

動詞は「are」つまり「be動詞」だから、否定文は「be動詞」の後ろに「not」を入れる。

疑問文は「be動詞」を文頭に出して、答えにも「be動詞」を使う、よって答えは

答え)
否定文:You aren't my teacher. 「あなたは私の先生ではありません」
疑問文:Are you my teacher ?  「あなたは私の先生ですか」
     No, I'm not.         「いいえ違います」


4、You like my teacher.(No)

さて、1番のラスト問題。

今度使われている動詞は何かな?
そう、「like」という「一般動詞」だね。

となると否定文の作り方は「一般動詞の前にdon'tを入れる」疑問文の作り方は「最初にDoを入れる」答えにも「do」を使う答えは

答え)
否定文:You don't like my teacher. 「あなたは私の先生が好きではありません」
疑問文:Do you like my teacher ?  「あなたは私の先生が好きですか」
      No, I don't.           「いいえ好きではありません」

さて、どうだったでしょうか。

この4問でもしっかり考えてといていってもらえば理解できたと思います。それでは次に2番の英作文にチャレンジしてみましょう。

2 今度の英作文を作るときに注意することは、

  • 「日本語をある程度の言葉の固まりに分ける」
  • 「日本語と英語は並べる順番が違う」

ということでした。この点に注意して考えてみましょう。

それから何度も言っているように「動詞は一つの文に一つだけ」ということこれも忘れずに、注意して考えてみましょう

1、「私は日本の出身です」

まずはこの日本文をいくつかの固まりに区切ってみます。

「私は/日本の出身/です」

と区切ることができます。そうしたら次に「英語と日本語は並べる順番が違う」ので英語に直すには

「私は/です/日本の出身」

と並べ直して、最後はそれを英語にしていく。すると、

「I / am / from Japan /」

となります


答え)
I am from Japan.


2、「私は日本が好きです」

次はこの問題です。これもさっきと同じように区切ると

「私は/日本が/好きです」

となります。このときの動詞は「好きです」つまり「like」です。

「好き」と「です」なんて分けてはいけません。英語的に並べかえると

「私は/好きです/日本が」

となり答えは

答え)
I like Japan.


3、「あなたはよい少年です」

もう分かってきたと思うので、同じように進めていきましょう。固まりで切ると

「あなたは/よい少年/です」

英語的に並べかえると

「あなたは/です/よい少年」

英語にすると、

「You / are / a good boy」

ここで「a」を入れ忘れないように気をつけましょう。
「一人のよい少年」ですからね。

答え)
You are a good boy.


4、あなたは小さい犬を飼っています(小さい small)

さぁ、本当にラスト問題です、これも一気に考えてみましょう。

「あなたは/小さい犬を/飼っています」

    ↓

「あなたは/飼っています/小さい犬を」

    ↓

「You / have / a small dog」

ここでも「一匹の小さな犬」になるので「a」を忘れないように。

答え)
You have a small dog.

さぁ、どうだったでしょう
ここまで真剣に読んできた人はかなり疲れたと思うけど、違いがきちんと分かったんじゃないかな?

それでは今回のまとめに入りましょう

今回のまとめ

英語で動詞といったら2種類ある。「be動詞」と「一般動詞」

英語の文で動詞はどちらか一つしか使えない
(2つ入れたり、1つもいれなかったりしてはいけない)

「be動詞」を使っている文(「be動詞の文」)と「一般動詞」を使っている文(「一般動詞の文」)では否定文、疑問文、その答え方は違う

be動詞の文

否定文の作り方 → be動詞の後ろにnotを入れる。
疑問文の作り方 → be動詞を文の最初(文頭)に出す。
答え方       → be動詞を使って答える

※ Are you 〜 ?とbe動詞を使って聞いたのでYes, I am.のようにbe動詞を使うということ、決してYes, I do.のようにしてはいけない。


例)
You are a student.
     ↓
You are
not a student. (be動詞の後ろにnotを入れる)
     ↓
Are you a student ?   (be動詞を文の最初(文頭)に出す)
     ↓
Yes, I
am./ No, I'm not. (be動詞を使って答える)

一般動詞の文

否定文の作り方 → 一般動詞の前にdon'tを入れる。
疑問文の作り方 → 文の最初にDoをつける。
答え方       → doを使って答える

※ Do you 〜 ?とdoを使って聞いたのでYes, I do.のようにdoを使うということ決してYes, I am.のようにしてはいけない。

例)
You play tennis.
    ↓
You
don't play tennis. (一般動詞の前にdon'tを入れる)
    ↓
Do you play tennis ?  (文の最初にDoをつける)
    ↓
Yes, I
do./ No, I don't. (doを使って答える)

日本文を英文に直す時には

1、「日本語を固まりに切る」 
2、「日本語を英語の順番に並べかえる」
3、「英語に直す」

例)あなたは私の父を知っています

1、「あなたは/私の父を/知っています」

2、「あなたは/知っています/私の父を」

3、「You / know / my father」

答え You know my father.