be動詞の否定文

be動詞の否定文


今回のテーマは前回の「私は〜です」「あなたは〜です」(肯定文)から打ち消す言い方となる、

「私は〜ではありません」
「あなたは〜ではありません」

という(否定文)を説明します。

<be動詞の否定文の作り方>

解説

さて、日本語で何かを打ち消す時にみなさんはどのように言っているでしょう。おそらく

「〜ではありません」
「〜じゃないよ」

などといいますね。英語でも同じでちゃんと打ち消す時には打ち消す言い方(形)があります。
その言い方を今から勉強しようというわけです。

さぁ、ちょっと下の文を見て下さい。

1.You are Mark. (あなたはマークです)
2.You are not Mark. (あなたはマークではありません

1の文は前回の肯定文、2の文は今回説明する否定文です。何が違うか説明できますか?

すぐに分かると思いますが「2」の文には「not」という単語が入っていますね。
そう、この「not」というのがまさに日本語でいう「〜ではありません」ということを表しているのです。

そしてこの「not」、どこに入ったのかも確認しておきましょう、これは「are」という単語(be動詞)の後ろに入っています。

では、前回もう1つ文を勉強しているのでそれも否定文にしてみましょう。

1.I am Yumi. (私はユミです)
2.I am not Yumi. (私はユミではありません

はいこれもさっきと同じで「not」が「です」という意味を表す「am」の後ろに入りましたね。

このように否定文を作りたい場合は「です」を表す 「are」 や 「am」 という「be動詞」の後ろに「not」を入れればいいのです。簡単ですよね?

はっきりいって否定文のポイントはこれだけなのですが、それだけでは今回あっという間に終わってしまうのでもう少しつけ足しの話しをします。

前回にも出てきた短縮形というのがありました。
そう 「I'm」 とか 「You're」 というやつです。

そういう短縮形が否定文にもあるのです。それを紹介しましょう。

否定文の短縮形

are not → aren't(アーントゥ)

not がつく短縮形はこれからもまだ出てきますが、今のところはこれくらいです。
えっ! am not の短縮形の amn't はどうしたのかって?
いい質問くれるじゃないですか、気になりますね。

これも覚えておいて欲しいのですが、実は、am not の短縮形の amn't というのはありません。

正直先生もどうしてか知りません(きっぱり)。
おそらくいいずらいし、ほかの言い方があって、それで十分だからだと思いますが。

とにかくこの言い方はしないので、英語の授業で知ったかぶって

「短縮形でしょ〜、知ってるよ。 I amn't 〜 」

なんて言っちゃうとクラス中で笑われてしまうので気をつけましょう。(笑)
しかし「I am not〜」の文も短縮形で言えないこともないのでそのへんをまとめておきましょう。

短縮形を使った否定文の例

  • I'm not Kumi.
    (私は久美ではありません)
  • You're not Jane.
    (あなたはジェーンではありません)
  • You aren't Jane.
    (あなたはジェーンではありません)

どうですか?
「am not」を短縮できなくても 「I am」の方を短縮すれば文全体としては短くなりますよね?

それから「You are not」の文は見て分かるように、

  • 「You are」を短縮→「You're」
  • 「are not」を短縮→「aren't」

こういう2通りの言い方があります。どちらも使えるようにしておいてくださいね。

さてそれでは今回はここまでにしておきます。最後に今回のまとめをしておきましょう。

今回のまとめ

否定文の作り方

「です」を表す「am」や「are」(be動詞)の後ろに「not」を入れる

(例)

  • I am not Yumi.
    (私は由美ではありません
  • You are not Mark.
    (あなたはマークではありません

短縮形を使った言い方

否定文でも短縮形を使った言い方ができる。ただし 「amn't」はない

(例)

I'm not Kumi.
(私は久美ではありません)

You're not Jane.
(あなたはジェーンではありません)

You aren't Jane.
(あなたはジェーンではありません)


はい今回の内容はここまでです。理解できましたか?

そろそろ内容的にも本格的なものへと進んできているので、できたら1冊問題集を買ってもらって練習をしていった方がいいですね。

ここでは文法的な内容を説明するので、それを反復することができる問題集があればベストです。選び方はなるべく基本的な問題が数多く出ていて、すぐに発展問題のように難しい問題に移ってしまわないものを選ぶことです。

難しい問題も解きたければそれはそれで別に「発展編」のような問題集を買った方がいいですよ。

2冊も買うの?と思うかもしれませんが、「基礎編」と「発展編」は分けて使った方がみんなも勉強をしていく時に

「よし、基礎編は理解できたし問題も解けた、基礎は大丈夫だ。あとは発展問題もできるように頑張ろう」

と自分がどこまでできるようになったのかが把握しやすいということがいえますし、1冊やり遂げれば達成感もあり次のやる気につながるということも言えます。 それから何より1冊にまとまっている問題集だと基本問題の数が少ないですね。これが致命的なのです。

やっぱり習ったばかりのことはある程度数をこなして慣れていくことが大切です。そんな時に基本問題が2,3問しかないとなると

「なんかよく分からないな」
「なんとなくは分かったけど、自信がないな」

ということになってしまいます。ということで今いったような事に注意してちょっと問題集を購入して練習してみて下さい。

英語学習の補助教材でもいくつか紹介していますので参考にしてください。