一般動詞の文(be動詞と一般動詞の違い)

一般動詞の文(be動詞と一般動詞の違い)

簡単にポイントを確認しておきます。

英語では動詞といえば「be動詞」「一般動詞」の2つがあります。学年が進むと他にも細かいものをいくつか勉強していきますが、大きく分けるとこの2つになります。そのうち「be動詞」は「is, am, are」という3種類を既に勉強しました。

そして今回「一般動詞」という2つ目の動詞の勉強をしていくのです。ところで「これだけは絶対におさえておいて欲しい」ということがあります。それは

「英語では一つの文に動詞は1つだけしか使わない」

ということです。これを意識していないためにとんでもない文になってしまうことがよくあります。例えば次のような文です。

  • ? 「I am play tennis.」
  • ? 「You are speak English.」
  • ? 「Are you have a pen?」

これらはどれも「be動詞」と「一般動詞」が2つとも入っていますね。これまで「be動詞」を習ってきて「I am」や「You are」また
は「Are you」という言い方に慣れてきたので、その記憶と新しい内容が混ざっているのかもしれません。上の文の場合はそれぞれ

  • 「I play tennis.」
    (私はテニスをします)
  • 「You speak English.」
    (あなたは英語を話します)
  • 「Do you have a pen?」
    (あなたはペンを持っていますか)

とするのが正解です。「テニスをする」という意味にするなら「〜をする」という意味の「play」という一般動詞を使います。同じように

  • 「英語を話す」    → 「〜を話す」     → 「speak」
  • 「ペンを持っている」 → 「〜を持っている」 → 「have」

を使います。ここがポイントになりますのでしっかり理解してください。

<ポイント>

動詞には「be動詞」と「一般動詞」の2種類がある。

一つの文に1つの動詞を使う。

それでは下の練習問題を解いていきましょう。

練習問題

次の文のカッコに適語を入れて文を完成させなさい。

(1) あなたは寿司が好きです。

(2) あなたは車をもっています。

(3) あなたは私の友達です。

解答・解説

さて、解答・解説をみていきましょう。

次の文のカッコに適語を入れて文を完成させなさい。

(1) あなたは寿司が好きです。

この文を分解して考えてみます。すると

「あなたは / 寿司が / 好きです」

こうなりますね。この中の「好きです」という動詞は「一般動詞」だと分かります。あとは英語の順番に並べるだけです。

「あなたは / 寿司が / 好きです」

    ↓ 英語の順番に並べかえます。

「あなたは / 好きです / 寿司が」

    ↓ 日本語を英語におきかえていきます。

「You / like / sushi.」

    ↓

「You like sushi.」

このように考えていくと分かりやすくないですか?

あとはここで作った文をそれぞれ「否定文」と「疑問文」に変えてあげるだけです。

正解)

肯定文:You like sushi.
(あなたは寿司がすきです)

否定文:You don't like sushi.
(あなたは寿司がすきではありません)

疑問文:Do you like sushi?
(あなたは寿司が好きですか)

答え :Yes, I do. / No, I don't.
(はい好きです/いいえ好きではありません)

※「don't」の部分は「do not」でもいいです。


(2) あなたは車をもっています。

まずは日本語をカタマリごとに切ります。

    ↓

「あなたは / 車を / 持っています」

    ↓ 英語の順番に並べえて。

「あなたは / 持っています / 車を」

    ↓ 日本語を英語におきかえて。

「You / have / a car.」

ここで「車を」の部分をただの「car」としないように気をつけてくださいね。

英語では「一台の車を」と考えます。あとは1番と同じように否定文と疑問文、答えの文と直すだけです。

正解)

肯定文:You have a car.
(あなたは車を持っています)

否定文:You don't have a car.
(あなたは車を持っていません)

疑問文:Do you have a car?
(あなたは車を持っていますか)

答え :Yes, I do. / No, I don't.
(はい持っています/いいえ持っていません)


(3) あなたは私の友達です。

さぁ、ここまでができれば同じでしょう。この文も同じように考えてみてください。まずは日本語を切るところからです。

「あなたは / 私の友達 / です」

さて、ここで気づいたでしょうか?
この文は一般動詞の文ではないですよね。

最後は「です」となっています。
これは「be動詞」です。

ただし間違えないでもらいたいのが1番で「好きです」とありました。これを「好き」と「です」に分けて、

「一般動詞とbe動詞が両方入ってる〜」

なんていう誤解はしないでね。

話を戻してこの文は「be動詞の文」なので、否定文や疑問文、答え方が一般動詞とは変わってきますからそこを考えて解いていきましょう。

「あなたは / 私の友達 / です」

    ↓ 英語の順番に並べかえると

「あなたは / です / 私の友達」

   ↓ 日本語を英語におきかえると

「You / are / my friend.」

   ↓

「You are my friend.」

はい、肯定文は出来上がりました。あとはこの文を否定文や疑問文にかえてあげるだけです。

「be動詞」を使った文の否定文や疑問文はどうやったのか覚えていますね?

  • 否定文:be動詞の後ろにnotを入れる。
  • 疑問文:be動詞を主語の前に出す。
  • 答え :be動詞を使って答える。

正解)

肯定文:You are my friend.
(あなたは私の友達です)

否定文:You aren't my friend.
(あなたは私の友達ではありません)

疑問文:Are you my friend?
(あなたは私の友達ですか)

答え :Yes, I am. / No, I'm not.
(はいそうです/いいえ違います)