道案内〜乗り物での行き方をたずねる〜

道案内〜乗り物での行き方をたずねる〜

次の英文を日本文に直しなさい。

(1) Excuse me.

(2) Which bus goes to City Hall?

(3) City Hall?

(4) Yes.

(5) Take Bus No.3. It's over there.

(6) I see. Where should I get off?

(7) Get off at Shiyakusho-mae.

(8) How long does it take?

(9) Oh・・・I think it takes about ten minutes.

(10) Thank you.

(11) You're welcome.

解答・解説

さて、今回は「道案内」の会話表現についての練習です。ここで使われている表現はどれもよく使われるものですので、何度も声に出して言いたいことがパッと口をついてでてくるまで練習しましょう。

次の英文を日本文に直しなさい。

(1) Excuse me.

「すいません」

  • 人に声をかけたり、軽く謝ったりするときに使う表現です。

(2) Which bus goes to City Hall?

「どのバスが市役所に行きますか?」

  • 「Which bus」が「どのバス」という意味で、この2語がセットになって一つの疑問視の役割をしています。

 

  • またここでは「どのバスが」となるのでこの「Which bus」が文の主語の役割をしています。このように疑問詞が主語になるときには三人称単数扱いになるので、後ろにくる動詞には三単現のsがつくことになります。ここでも「goes」となっているのはそのためです。

(3) City Hall?

「市役所ですか?」

  • 質問されたので聞き返しています。

(4) Yes.

「はい」


(5) Take Bus No.3.  It's over there.

「3番(乗り場)のバスに乗ってください」

「それは向こうにあります」

  • 「(バスや電車)に乗る」というときには「take」を使います。よく「ride」と間違える人がいますが、「ride」は「馬や自転車」などの「またがって乗る」場合に使いますので気をつけましょう。
  • また、後半の「It's over there.」の「over there」もよく出てくる表現で「向こうで(に)、あそこで(に)」という意味になります。
  • ちなみにこの「It」はその前に出てきた「City Hall」をさしています。

テストではよく「Itの表す内容を文中の語を使って答えなさい」などいう問題が出されますので代名詞がでてきたら何の代わりなのかを考えながら読んでいくといいでしょう。


(6) I see. Where should I get off?

「なるほど」

「私はどこで降りるべきですか」

  • 「I see.」は「なるほど」と訳し、何かを聞いて納得した時に使います。
  • よく「I know.」ではダメかという質問を受けますが、「I know」というと「聞かなくても知っている」ということになるのでここでは不適切な表現になります。
  • また「should」は「〜すべき」という助動詞で後ろには動詞の原形がきます。「get off」は「降りる」という意味の熟語になります。

(7) Get off at Shiyakusho-mae.

「『市役所前』で降りてください」

  • 「at」という語は前置詞といってこの場合は「〜で」という意味になっています。
  • ちなみにこの「at」は「狭い場所を表す言葉」の前で使います。停留所や駅などの前に使います。規模が「市、町、県、国」になると「in」に変わります。

(8) How long does it take?

「どのくらいかかりますか」

  • 「How long」は「どのくらい」という意味の疑問詞で「時間や距離」のことをたずねています。ここでは時間のことを聞いています。
  • ここでも「take」という動詞が使われていますが、ここの意味は「(時間が)かかる」という意味になります。
  • またここで使われている「it」は『時間、明暗、寒暖、距離など』のときに使われる日本語には訳さない「it」です。

(9) Oh・・・I think it takes about ten minutes.

「あ〜、10分くらいかかると思います」

  • 「I think it takes ・・・」というこの文は前回に練習した接続詞の「that」が省略されている言い方になります。

省略しないと

「I think / (that) it takes about ten minutes.」
(私は思います / 約10分かかるということを)

となります。「about」はここでは「約」という意味になります。「it」の使い方は上の(8)で説明したとおりです。


(10) Thank you.

「ありがとう」

「ありがとう」という言い方には他に次のようなものもあります。

  • 「Thank you very much.」
    → 「どうもありがとうございます」
  • 「Thanks.」
    → 「ありがとう」
  • 「Thanks a lot.」
    → 「どうもありがとうございます」

(11) You're welcome.

「どういたしまして」

「Thank you.」といわれた時に答える決まり文句です。他に

  • 「Not at all.」
    → 「どういたしまして」

という言い方もあります。この「not at all」という表現は「全然〜ない」という意味で「どうってことないですよ」「全く問題ないですよ」というような意味になります。