受動態 part1(基本編)

受動態 part1(基本編)

次の文を受動態に書きかえて意味も答えなさい。

1.Satoshi likes his teacher.

2.Many people visit Kyoto.

3.He cooks breakfast every day.

4.She helped me yesterday.

5.Mike invited her to the party.

解答・解説

受動態の作り方は、

(1) 能動態(普通の言い方の文)の目的語(〜を)を主語にする。

(2) その後ろに「be動詞+過去分詞」を続ける。

(3) byを入れて、能動態の主語を後ろに続ける。
  (ただし代名詞の時は“目的格”にする)

というのが基本です。
過去分詞というのはまだ慣れていないかもしれませんが、動詞の活用の一つで、過去形と過去分詞形は違うものです。

過去分詞というのは使う時が決まっていて、今回の受動態もその一つになります。

今回は規則動詞しか扱っていません。
規則動詞の過去分詞は過去形と同じ形になります。具体的にいうと

「原形 → 過去形 → 過去分詞」
「play → played → played」
「like → liked  → liked」

のようになるということです。

ですから規則動詞は見た目では過去形と変わりません。

しかし、受動態の場合は「be動詞」の後ろにくることになるので「過去分詞として使われているんだな」ということが分かることになります。

それでは問題を見ていきましょう。

1.Satoshi likes his teacher.
  (サトシは彼の先生が好きです)

受動態は目的語を主語にするので、

「his teacher」を主語にする。

後ろに「be動詞 + 過去分詞」

その後ろに「by + 能動態の主語」

となります。

正解)
His teacher is liked by Satoshi.
(彼の先生はサトシに好かれています)

※主語の「His teacher」に合わせたbe動詞「is」を入れて後ろにlikeの過去分詞を続ける。


2.Many people visit Kyoto.
  (たくさんの人々が京都を訪問します)

受動態の主語は→「Kyoto」

その後ろは→「is + visited」

その後ろは→「by many people」

正解)
Kyoto is visited by many people.
(京都はたくさんの人々に訪問されています)


3.He cooks breakfast every day.
  (彼は毎日朝食を作ります)

受動態の主語は→「breakfast」
※「every day」と間違えないように。

受動態では元の文の目的語を主語にする。

「朝食を」となっていたから主語は「breakfast」

その後ろは→「is cooked」

その後ろは→「by him」
※「by he」としないこと。by の後ろは代名詞の場合「〜を,に」という目的格(3番目)になる。

その後ろは→「every day」
※残っているこの単語を最後に続ける。

正解)
Breakfast is cooked by him every day.
(朝食は毎日彼に作られます)


4.She helped me yesterday.
  (彼女は昨日私を手伝いました)

受動態の主語は→「I」
※「me」は主格の「I」に直して主語にする。

その後ろは→「was helped」
※元の文が過去形(helped)なので、作る受動態も過去形にするためにbe動詞を過去にする。ちなみに「was helped」で使われている。

「helped」はbe動詞の後ろだから過去分詞だと分かる。

その後ろは→「by her」
※ここでもbyの後ろは目的格の「her」。

その後ろは→「yesterday」
※残り物は最後につける。

正解)
I was helped by her yesterday.
(私は昨日彼女に手伝ってもらいました)


5.Mike invited her to the party.
  (マイクは彼女をパーティーに招待しました)

受動態の主語は→「She」
※もう大丈夫ですね。「her」は主格の「She」にして主語にします。

その後ろは→「was invited」
※ここでも元の文が「invited」で過去形なので、受動態も過去形にするために「was」にする。

その後ろは→「to the party」
※ここでは「by 〜」よりも前にこれを入れます。
「was invited to the party」で「パーティーに招待されました」という意味のカタマリになる。

その後ろは→「by Mike」
※代名詞ではなく実際の名前ならこのようにそのまま使う。

正解)
She was invited to the party by Mike.
(彼女はマイクにパーティーに招待されました)