高校入試問題 part1

高校入試問題 part1

1.次の各文が正しくなるようにカッコ内から適語を選びなさい。

(1) My father always says to me, “(ア Be, イ Have, ウ Do)kind to old people.”

(2) (ア Would, イ Shall, ウ Were, エ Have) you tell me the way to the City Hall?

(3) She always (ア smile, イ smiles, ウ is smiling) when I see her.

2.次の対話文が成り立つようにカッコ内に下のア〜エから適切なものを1つ選びなさい。

A:You have a lot of books in your hands, Lisa.(    )
B:Yes, please, thank you. You are so kind.

ア Could you help me?

イ Can you help me?

ウ Shall I help you?

エ May I help her?

解答・解説

今回から高校入試対策問題を行っていきます。

今回は適当な語句を選ぶ問題で、内容は(助)動詞です。

1.次の各文が正しくなるようにカッコ内から適語を選びなさい。

(1) My father always says to me, “(ア Be, イ Have,
   ウ Do) kind to old people.”

この問題では入試では基本的な熟語です。

「be kind to 〜」で「〜に親切」という意味になります。

「Be kind to old people.」で「老人には親切にしなさい」という命令文です。

正解) ア

「Be kind to old people.」
(老人には親切にしなさい)


(2) (ア Would, イ Shall, ウ Were, エ Have) you tell me the way to the City Hall?

この文も非常に大切です。道をたずねる言い方は長文でも並べかえでも、リスニングでもよく出題されます。この文をそのまま英語で言えるようにしておきたいくらいです。

  • 「Would you tell me」
    → 「私に話して(教えて)いただけませんか」
  • 「the way to 〜」
    → 「〜への道」

似たような言い方をまとめておきます。

重要表現

  • 「Would(Could) you 〜?」
    → 「〜していただけませんか」(丁寧な言い方)
  • 「Will(Can) you 〜?」
    → 「〜してくれませんか」
  • 「Shall I 〜?」
    → 「〜しましょうか」(私一人が)
  • 「Shall we 〜?」
    → 「〜しましょうか」(みんなで)
  • 「May(Can) I 〜?」
    → 「〜してもいいですか」

正解) ア

「Would you tell me the way to the City Hall?」
(私に市役所までの道を教えていただけませんか)


(3) She always (ア smile, イ smiles, ウ is smiling) when I see her.

この文の意味は「私が彼女に会うときは、いつも微笑んでいます」となります。この中の正解は「イ」になりますが、他はなぜダメなのでしょうか。

「ア」は主語が三人称単数(She)なのに三単現のsがついていないからということはすぐに分かるでしょう。

では「ウ」はなぜダメなのでしょうか?

進行形にして「彼女はいつも微笑んでいます」といってもおかしくありません。

これは次のような理由からダメなのです。

この文の中で使われてる「always」(いつも)という単語を使う時には次のようなルールがありました。

  • <be動詞の文の場合>
    → be動詞の後ろに入れる。
  • <一般動詞の文の場合>
    → 一般動詞の前に入れる。

ここでは「She always」という部分はもう決まっています。もしも進行形の言い方で言いたいのなら

「She is always smiling when・・・」
※「always」よりも前にbe動詞を入れる。

とならないといけません。ですからここでは使えないということになります。

正解) イ

「She always (smiles) when I see her.」
(私が彼女に会うときはいつも微笑んでいる)


2.次の対話文が成り立つようにカッコ内に下のア〜エから適切なものを1つ選びなさい。

A:You have a lot of books in your hands, Lisa.(    )
B:Yes, please, thank you. You are so kind.

ア Could you help me?
イ Can you help me?
ウ Shall I help you?
エ May I help her?

まずは会話の意味を確認しましょう。

A:リサ、あなたはたくさんの本を手に持っているね。(     )
B:はいお願いします、ありがとう。あなたはとても親切です。

この会話からカッコではB(リサ)がお礼を言ってお願いをしたくなる言葉をかけられたことが分かります。

そのことから考えると「ウ」の「あなたを手伝いましょうか」が適切だと分かります。

  • ア「私を手伝っていただけませんか」 ←逆でしょう?
  • イ「私を手伝ってくれませんか」    ←言い方が変わっただけでアと同じ。
  • エ「彼女を手伝ってもいいですか」  ←リサは女の子だが面と向かっている人には「あなた」を使う。

正解) ウ