只管朗読を続けた効果
私が実践してみた結果・・・
私がこの方法を実際にやり始めたのは高校の時からでした。
現在の中学校ではネイティブの先生をどんどん授業に呼んでいますが、私の中学時代にはそれどころか、授業中にネイティブの発音を聞きながら読む練習をするということもありませんでした。
しかし、高校に入ると今の中学・高校のように、実際にネイティブの先生が来て会話をしたり、そうでない日でもカセット(CDはありませんでした)を聞いて読む練習をするようになったのです。そこで、英語の担当の先生に質問をしました。
「先生、英語をうまく読めるようになりたいのですが、どうしたらそうなれますか?」
すると先生が言いました。
「授業でやっているように正しい発音を聞いて、どこで切って、どこを上げて、どこを下げて読んでいるか、聞いたままをそのまま真似するように何度も読みなさい。そうすれば徐々にうまく読めようになるから。できれば今習っているレッスンを毎日寝る前に3回読むようにするといいね」
私は言われるままに早速その日から実行に移しました。すると、やはり最初は思うようにうまくはいきません。一番難しかったのはタイミングが合わないのです。
しかし「ちきしょう」と思いながらも何度も続けていると、少しずつではありますがピタリと合うようになってきたのです。
ちょうど「ハモっている」という感じです。
最初の数日はかなりの回数を読むようにしましたが、しばらくしてからは先生から言われたように毎日寝る前に3回、その時に習っているレッスンを読むようにしていました。
すると、どれ位経ってからでしょう。
かなり前の話なので正確には覚えていませんが、たしか1ヶ月近く経つ頃には、確実に力がついてきているなという実感が持てるようになってきたのです。具体的にどのような力がついてきたのかといいますと次のような実感がありました。
続けていった効果は・・・
- 読む時に同じタイミングで息つぎをしている。
- テープのスピードが速く感じなくなっている。
- 英語が自然に発音できる。(舌が自然になめらかに動く)
- 英文の意味が読むと同時に分かる。
- 英文が単語の羅列(ただダラダラと並んでいる)ではなくある程度の意味の固まりに見えるようになっている。
具体的にはこのような変化が感じとれたのです。
ここまでくると、あとは楽でした。
まず、スラスラ読めるので読むのが楽しくなります。自分が「ガイジン」になったようにちょっといい気分になります。
次に周りの友達や先生にほめられます。
私の場合もそうでしたが次第に周りのみんなから「読むのがうまいな」と言われるようになりました。しかし一番うれしかったのは、ネイティブの先生に
「君は英語を読むのが上手だね、聞いているとアメリカ人がしゃべっているみたいだよ」
と言われたときでした。もちろんお世辞で言ってくれたのでしょうが、その時は本当にうれしかった事と、その時からいっそう英語が好きになり、もっと頑張ろうと思ったのを覚えています。
これを今読んでいるみなさんも、早速始めて見ることをお勧めします。まずは、教科書の文章をネイティブが読んでいるCDを用意してください。
中学生さんなら使っている教科書の準拠CDが最適です。 「教科書ガイド」を参照
また國弘正雄さんと千田潤一さんという英語会で有名なお二人が編集とトレーニング指導をしている「英会話・絶対音読シリーズ」が私も使ってみてお薦めのリーディング教材ですので参考にして下さい。
(注意) 左から右へ「入門編」「標準編」「挑戦編」となっています。
旧版(上段)改定前の教科書、続編(下段)改定後の教科書から英文抜粋。
入門編
中学1・2年生の教科書本文を抜粋。 英語が苦手な大人の人にもおすすめ。 続編では各レッスン の長さがほぼ均等になるよう調整済。 「大意要約」ページも追加。 |
標準編
中学3年生の教科書から抜粋。 しばらく英語から遠ざかっている人にもおすすめ。 英語力のつく音読の仕方が細かく解説してあるので初 めての人でもスンナリ入っていける。 |
挑戦編
高校1年生の教科書から抜粋。姉妹書の最上位レベル。TOEIC600点以上の設定だが、中級の英語力があれば問題なく取 り組める。 |
英会話・ぜったい・音読 英語の基礎回路を作る本 | 英会話・ぜったい・音読 頭の中に英語回路を作る本 | 英会話・ぜったい・音読 英語の上級回路を作る本 |
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英会話・ぜったい・音読 【続・入門編】 (CDブック) | 英会話・ぜったい・音読 【続・標準編】 (CDブック) | 英会話・ぜったい・音読 【続・挑戦編】 (CDブック) |
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