There is の文 part1(肯定・否定文)

There is の文 part1(肯定・否定文)

<前回の復習>

「Will と be going to の書きかえ」

書きかえ問題は何度も自分の頭の中で考えて、すぐに答えが導き出せるように
なるまで練習あるのみ!



<今回の内容>

《基本文》    There is a book on the desk.

「机の上に1冊の本があります」


<解説>

【There is の肯定文】   

はいそれでは今回と次回で「There is (are)」の構文を勉強しましょう。
このThere is (are) の構文というのはどんなものなのでしょう?
下の例文を見てください。


例)  1 There is   a  book on the desk.  「机の上に1冊の本があります」

2 There are two books on the desk. 「机の上に2冊の本があります」


上の2つの例文を見てください。
どこが違うのかを考えてみてください。


上の1の文は「There」の後ろのbe動詞が「is」になっています。
それに対して2の文は「There」の後ろのbe動詞が「are」になっていますね。


これは後ろにくる名詞が
1は「a book」と単数になっていて、
2は「two books」と複数だから
です。


つまり、

『後ろに単数がくるならbe動詞は「is」、複数がくるなら「are」を使う』

というように使い分けることになります。
分かりますか?


【There is の否定文】

それではこの構文の否定文の説明をしましょう。
ハッキリいってすごく簡単です。
次の例文を見てみましょう。


例) 肯定文: There are  some CDs on the table.

否定文:  There aren't any CDs on the table.


上の例文で解説をしましょう。

肯定文のほうは特に解説は不要だと思いますが、一つだけ注意が必要なのが
「some」です。


この「some」は「いくつかの」という意味で “複数” を表します。
しかもこれが使えるのは基本的には肯定文の中だけです。


基本的にというのは例外もあるのですが、次の単元の「助動詞」の中で解説を
しますのでここでは深入りをしません。
そしてこの「some」は否定文や疑問文では「any」という形に変わります。


話がそれましたが否定文の作り方です。
この例文を見てみなさんは “ピーン” ときたでしょう!
そう!この構文も「be動詞の文」だったのです!!
つまり、中1の時に学習した


『「be動詞の文」を否定文にするときにはbe動詞の後ろにnotを入れる』


というキマリはここでも生きているのです。
ねぇ、あの時に『これからもでてくる大切なキマリだからしっかり勉強しようね』って
いった意味が分かるでしょう?


だからこの否定文も上のようになるのです。
ちなみに「some」は否定文の中では「any」に変わるけど、この時の訳し方にも
注意が必要でしたよね。覚えてますか?


『not any 〜 = no 〜』 → 『一つも〜ない』


つまりこんな感じの訳になります。


There aren't any CDs on the table. 「テーブルの上には一枚もCDがありません」

=There are no CDs on the table.


ついでに書きかえもやってしまいましたが 「一枚もない」 となるところに注意ですよ。


今回は簡単な内容なので練習問題は省略します。




<今回のまとめ>

【There is の肯定文】   


例)  1 There is   a  book on the desk.  「机の上に1冊の本があります」

2 There are two books on the desk. 「机の上に2冊の本があります」

『後ろに単数がくるならbe動詞は「is」、複数がくるなら「are」を使う』


【There is の否定文】


例) 肯定文: There are  some CDs on the table.

否定文: There aren't any CDs on the table.

『「be動詞の文」を否定文にするときにはbe動詞の後ろにnotを入れる』

注意:『not any 〜 = no 〜』 → 『一つも〜ない』

否定文の訳      「テーブルの上には一枚もCDがありません」

同じ内容の書きかえ 「There are no CDs on the table.」


お疲れさまでした、今回はここまでです。