命令文 part2(禁止の命令文)
前回の復習
命令文の作り方
形 | :主語を取って、動詞の原形(動詞の元の形)で始める。 |
意味 | :〜しなさい |
例) | You open the door. (あなたはドアを開けます) |
↓ | |
× Open the door. (ドアを開けなさい) |
今回の内容
《基本文》 Don't open the door.
(ドアを開けてはいけません)
解説
さて、前回は命令文のpart1として基本的な作り方の話をしたよね。
今回はその基本にいろいろな言葉をくっつけていくと、新たな意味ができるという話をしていくよ。
前回説明した命令文を「基本の命令文」と呼ぶことにしよう、この「基本の命令文」では「〜をしなさい」だったけど、今回はさらにバリエーションが増えて、
- 「〜をしてはいけません」
- 「〜をしましょう」
- 「〜をしてください」
が登場するからね。
それでは、ちょっと次の文を見てごらん。
Open the door. | 「ドアを開けなさい」 |
1 Don't open the door. | 「ドアを開けてはいけません」 |
2 Let's open the door. | 「ドアを開けましょう」 |
3 Please open the door. | 「ドアを開けてください」 |
(Open the door,please.) |
1番、2番、3番、全てを見てもらえれば分かるけど、どれも「基本の命令文」の前にそれぞれ何か言葉がついているでしょう。
- 「〜をしてはいけません」をいう時には「Don't」(ドウントゥ)
- 「〜をしましょう」 をいう時には「Let's」(レッツ)
- 「〜をして下さい」 をいう時には「Please」(プリーズ)
を「基本の命令文」の前につければいいんだね。しかも、3番の「Please」だけは、後ろにつけることもできるんだよ。
ただし、その時にはその前にコンマ「,」を忘れないでね。
と、これだけなんだよ、理解できたかな?
それでは練習問題をやってみよう。
練習問題
次の日本文を英語に直しなさい。
- 1 あの家を見なさい。
- 2 この本を読みましょう。
- 3 私の自転車を使ってはいけません。
- 4 私のためにギターを弾いてください。
解答と解説
はい、それでは解説をしていこう。
日本文を英文に直す、いわゆる英作文をする時は、基本はいつも言っている“あの”方法を使えばいいよね。
それではやっていくよ。
1 あの家を見なさい。
あの絵を/見なさい
↓
見なさい/あの絵を
↓
Look at / that picture.
正解: Look at that picture.
2 この本を読みましょう。
この本を/読みましょう
↓
読みましょう/この本を
↓
Let's read / this book.
正解: Let's read this book.
3 私の自転車を使ってはいけません。
私の自転車を / 使ってはいけません
↓
使ってはいけません / 私の自転車を
↓
Don't use / my bike.
正解: Don't use my bike.
4 私のためにギターを弾いてください。
私のために / ギターを弾いてください
↓
ギターを弾いてください / 私のために
↓
Please play the guitar / for me.
正解:Please play the guitar for me.
( Play the guitar for me , please.)
どうかな?
それほど難しくはなかったよね。
今回のまとめ
命令文の種類
Open the door. | 「ドアを開けなさい」 |
1 Don't open the door. | 「ドアを開けてはいけません」 |
2 Let's open the door. | 「ドアを開けましょう」 |
3 Please open the door. | 「ドアを開けてください」 |
(Open the door,please.) |
色々な命令文を作る時の注意点
- 「〜をしてはいけません」 ⇒ 「Don't」
- 「〜をしましょう」 ⇒ 「Let's」
- 「〜をして下さい」 ⇒ 「Please」
を「基本の命令文」の前につければよい。
しかも、3番の「Please」だけは、後ろにつけることもできる。
ただし、後ろにつける時にはその前にコンマ「,」を忘れない!