いろいろな疑問文 part4 下線部を尋ねる疑問文(応用編)
下線部を尋ねる疑問文(基本編)では下線部をたずねる疑問文の基本を練習しました。ここではその応用編となりますが、これは基本的な考え方とはちょっとそれる例外的なとき方と考えてください。
練習問題
次の下線部が答えとなる疑問文を答えなさい。
(1) I love birds.
(2) Hiroshi goes to the library.
(3) Akira and I are good friends.
解答・解説
次の下線部が答えとなる疑問文を答えなさい。
(1) I love birds.
「主語に下線がひいてある場合」にその下線部をたずねる疑問文を作る時には次の2点に注意してください。
- 1.「疑問詞が主語になるので三人称単数扱いになる」
- 2.「疑問詞の後ろには『動詞』がきて肯定文の語順になる」
この2点です。
この問題の場合「私は鳥を愛しています」という意味の文の「私は」に下線がひいてあります。
つまり、「誰が鳥を愛しているのですか」という意味の文を作ることになります。「誰が」という意味の疑問詞は「Who」ですね。それは問題ないでしょうが、確認をしてもらいたいところは
- 1.この「Who」は“主語”になっていて、“三人称単数扱い”。
- 2.この「Who」の後ろには“動詞”がくる。
ということです。最初に答えを確認すると、
「Who loves birds?」
(だれが鳥を愛しているのですか)
これが正解です。「Who」が主語の「だれが」という意味で疑問詞と主語の2つを兼ねています。
また、後ろには「loves」という動詞が続いていますが、ここで「loves」と三単現のsがついていますね。これは「Who」が三人称単数扱いだからです。後ろにくる単語が「birds」と複数形になっていますが、ここは全く関係ないですから気をつけましょう。
そしてもう一つ、普通の一般動詞の疑問文の場合「do you」や「does he」のような形になりますね。しかし「主語に下線がひいてある」パターンで作る場合にはそのようになりません。
これは以前に勉強している「疑問詞が主語になる疑問文」で勉強済みの部分になります。このように「主語に下線がひいてある問題」では特殊な言い方になります。
正解)
「Who loves birds?」
(誰が鳥を愛しているのですか)
(2) Hiroshi goes to the library.
ではこの問題でも同じように考えていきましょう。
「ヒロシは図書館へ行きます」
↓
「だれが図書館へ行きますか」
↓
「Who」を主語にした文にする。
↓
「Who goes to the library?」
↓
完成
<チェック>
「Who goes to the library?」
(だれが図書館へ行きますか)
↓
「Hiroshi goes to the library.」
(ヒロシが図書館へ行きます)
となり質問と答えの関係はおかしくない。
また、「Who」の後ろには「goes」と三単現のsがついた動詞がきていて、「Who goes to 〜」と肯定文の語順にもなっており、上の問題で説明したことと同じことが言えます。
正解)
「Who goes to the library?」
(だれが図書館へ行きますか)
(3) Akira and I are good friends.
最後の問題です。
今度の問題は使っている動詞が「be動詞」です。しかしここでも同じように考えていけば問題なく解けます。
「アキラと私」という主語に下線が引いてあるので「だれ」という疑問詞「Who」にします。
次はその後ろに動詞を入れますが、このときに「Who」が三人称単数扱いだったことを忘れないで下さい。つまり使うbe動詞は「are」ではなく「is」になるということです。ここでも後ろに「friends」と複数形の単語がありますが、そこは見なくてよいです。
あとは問題文と同じ順番に並べていけば完成です。
正解)
「Who is good friends?」
(だれがよい友達ですか)