高校入試問題 part8
次のそれぞれの日本文は電話で使う表現です。カッコに適語を入れて英文を完成させなさい。
(1) もしもしこちらはケンです。
Hello. ( ) is Ken speaking.
(2) クミコをお願いします。
Can I ( ) to Kumiko, please?
(3) クミコです。(2)の答えとして。
Hi, this is Kumiko ( ).
(4) すいません、彼女はいま外出中です。
Sorry, she's ( ) now.
(5) メッセージを承りましょうか。
Can I ( ) a message?
(6) メッセージをお願いできますか。
Can I ( ) a message?
(7) あとでこちらからかけ直します。
I'll call you ( ) later.
(8) すいません、彼女は他の電話に出ています。
I'm sorry, but she's on ( ) line.
解答・解説
今回は「電話で使う表現」の確認をしていきます。
ここで出てくるものはほとんどが基本的なものですので、知らないものはその場で発音しながら覚えてしまいましょう。
次のそれぞれの日本文は電話で使う表現です。カッコに適語を入れて英文を完成させなさい。
(1) もしもしこちらはケンです。
Hello. ( ) is Ken speaking.
電話口で言うときには受話器が耳元にあります。
「近い場合にはthis」を使うというルールから英語では「This」を使います。
正解)
「Hello. ( This ) is Ken speaking.」
(もしもしこちらはケンです)
(2) クミコをお願いします。
Can I ( ) to Kumiko, please?
「人をお願いします」というときには「〜に話しかける」という意味の熟語である「speak to 〜」を使います。
正解)
「Can I ( speak ) to Kumiko, please?」
(クミコをお願いします)
(3) クミコです。(2)の答えとして。
Hi, this is Kumiko ( ).
電話で「〜をお願いします」といわれ「自分」であることを伝える時には「speaking」を使って表します。この場合ですと
- 「クミコをお願いします」
→ 「クミコが話しています」(自分です)
という意味になります。
正解)
「Hi, this is Kumiko ( speaking ).」
(クミコです)
(4) すいません、彼女はいま外出中です。
Sorry, she's ( ) now.
「外出中」という言い方は「外にいる」という言い方で表します。
- 「be out」
→ 「外にいる」
となります。
「彼女はいま外出中」
↓
「彼女はいま外にいる」
↓
「She's out now.」
正解)
「Sorry, she's ( out ) now.」
(すいません、彼女はいま外出中です)
(5) メッセージを承りましょうか。
Can I ( ) a message?
電話をしたけども相手はいなかった。そのような時に電話を受けた側がこの言い方をする場合があります。
この表現はメッセージを「受け取る側」ということを忘れないで下さい。
- 「(メッセージを)受け取る」
→ 「take」
となり「take」を使います。
- 「take a message」
→ 「メッセージを受け取る」
正解)
「Can I ( take ) a message?」
(メッセージを承りましょうか)
(6) メッセージをお願いできますか。
Can I ( ) a message?
今度の表現も問題文だけを見ると(5)と全く同じですね。
しかし、今度は「メッセージをお願いできますか」となっていて、メッセージを受け取ってくれるようにお願いする側になっています。
「メッセージをお願いする」
↓
「メッセージを残す」
と考えて、
- 「〜を残す」
→ 「leave」
を使います。
正解)
「Can I ( leave ) a message?」
(メッセージをお願いできますか)
(7) あとでこちらからかけ直します。
I'll call you ( ) later.
今度は「かけ直す」という表現です。
- 「電話を人にかけなおす」
→ 「call 人 back」
を使います。ちなみに「later」という単語は「あとで」になります。
正解)
「I'll call you ( back ) later.」
(あとでこちらからかけ直します)
(8) すいません、彼女は他の電話に出ています。
I'm sorry, but she's on ( ) line.
最後の問題です。
今度の問題は「他の電話にでている」という言い方ですね。しかもよく見てみると、カッコの後ろに「line」という語があります。この単語は「線」という意味で、つまり「電話」のことを表しています。
ですからその前にあるカッコには「他の」という語が入ることになります。
- 「他の(もう一つの)」
→ 「another」
これを使います。
正解)
「I'm sorry, but she's on ( another ) line.」
(すいません、彼女は他の電話に出ています)
今回は電話で使う表現を練習しました。これが全てではありませんが、最後の問題以外はどれも基本ですので、知らなかった人や忘れていた人はここで覚えてしまいましょう。