以前、私の塾でこんなことがありました
ある一人の生徒が体験授業を受けに来ました。
その子は男の子です。
そのときは定期テスト対策の時期でした。
その子は男の子で、英語が一番苦手と言っていました。そこで私がその子に質問をしました。
私:「これまで中間・期末のテストでは英語はどれくらいとれてたかな?」
生徒:「悪いです」
私:「大体どれくらい?」
生徒:「30点くらいです」
私:「テスト範囲の単語は覚えている?」
生徒:「あんまり・・・」
という感じでした。そこで他の既存のメンバーと共にテスト範囲の単語テストをしました。
テストの内容は単語や熟語、また教科書の重要表現などで全部で40問程度あるものでした。
するとなんとテスト1週間前という時期にもかかわらず5点でした。
ほとんどが空欄です。それをみて私が
私:「ほとんど単語がかけてないよね。これだと教科書の内容も分からないでしょう?これでテストを受けてもある程度の点数を取っていくのは難しいよね。」
生徒:「はい・・・」
その生徒はうなだれてしまいましたが、その授業のあとにアドバイスとして、
私:「とりあえずテスト範囲の単語を覚えること。教科書の文を訳せるようにすること。学校のワークを多少意味が分からなくてもどんどんといて答を覚えてしまうくらいくり返すこと。」
とつけ焼き刃ですが、アドバイスをしました。
結局そのときのテストではいつもより10点くらいの上昇はみられた程度の変化でしたが、その後その子は塾に入り「単語と文法」を中心にその他いくつかのことをしっかりやるようになって今では英語は得意科目となってきました。
最初の頃は「80点を目標にしなさい」と言っても「絶対無理!」といっていましたが、徐々に力をつけていき、ついに目標を達成することができました。
本人もお母さんも大変喜んでくれていて私も本当に嬉しかったです。
もちろん、私からは「1回とったからといって油断するとすぐに落ちちゃうからね」と釘をさしておきました。
中学校の英語の日頃の勉強やテスト前の対策、確認事項としては、
- 「テスト範囲の単語の確認」
- 「教科書本文の意味」
- 「そのレッスン(ユニット)の文法問題練習」
- 「学校のワーク」も欠かせません。
これにしぼった方が効果的です。