三人称単数 part2(今までの文と何が違うの?)

三人称単数 part2(今までの文と何が違うの?)

前回の復習

『三人称単数』とは → “I と You 以外の単数”

今回の内容

《基本文》  He plays tennis.
       (彼はテニスをします)

解説

はい、それでは前回に続いて『三人称単数』をやりましょう。前回やった『三人称単数』はもう大丈夫だよね!

そう、“I と You 以外の単数”が三人称単数だよ!

それで、今回はその三人称単数が主語になったら、文章としては今までとどこが違ってくるのかを説明していくからね。

でもちょっとその前に・・・

ここで一つ大切なことを話しておくよ。この『三人称単数』が影響してくるのは“『一般動詞の文』の時だけ”ということなんだ。

いい?もう一度いうよ。

“『三人称単数』が影響するのは『一般動詞の文』の時だけ

ちょっと考えてもらえば分かると思うけど、前回しつこく説明した『三人称単数』は具体的にいうと、he , she , it などだったよね?

これらが入っている「be動詞の文」て、既に少し前にやってるでしょう、覚えてる? 例えば、

  • He is a good boy.   「彼はよい少年です」
  • She is a kind girl.  「彼女は親切な少女です」

てな感じで!

この時には、主語が he や she だからといって何かが変わるなんてことはなかったと思うんだよね。

そのときには余計なことをいうと、みんなが混乱すると思ったからナ〜ンにも話していなかったよね。

だから、「be動詞の文」の時には主語が三人称単数だろうと、なかろうと一切関係ない!!(キッパリ)

でも「一般動詞の文」の時には主語が三人称単数か、そうでないかで文の作り方が違ってくるんだ。分かったかな?

それでは、そこまでのことが理解できたらいよいよ解説をしていきましょう。

三人称単数が主語になると一般動詞の文では動詞に(e)s がつく

下の2つの文を見比べてみて。

  • 1 I play tennis.   「私はテニスをします」
  • 2 He plays tennis. 「彼はテニスをします」

1番の文は以前に「一般動詞の文」というところで習ったふつうの文だよね。
2番の文はというと、これが今回のポイントになるところなんだ。

1番の主語は「I (私は)」、つまり、“三人称単数ではない”よね。

それに対して2番の主語は「He」、つまり三人称単数になっています。

1番の時には動詞は「〜をする」という意味の「play」がそのまま使われているけど、2番の時には同じ「〜をする」という意味なのに、「plays」と後ろに「s」がついているでしょう。

これが今回のポイントなんだ!!

つまり・・・(ここが今回一番大切!)

ポイント

『三人称単数が主語になると一般動詞の文では動詞に(e)s がつく

ということなんだね(上の題名と同じことを言っただけになってしまった)。

だから、みんなはこれから英語を書くときに注意をしなくてはいけないよ。

この“動詞に(e)sをつける”ということを忘れる間違いはものすごーーーーく多いからね。

また、この(e)s のことを「三人称単数現在のs 」ということで、普通は『三単現の s 』と呼ぶからこれも覚えておいて。

では、ちょっと他にも例文を見て確認してみよう。

三単現の s がつく例文
1 She makes breakfast. 「彼女は朝食を作ります」
2 Taro uses a computer. 「太郎はコンピューターを使います」
3 My mother often reads a book. 「私の母はよく本を読みます」
4 Ken watches TV every day. 「ケンは毎日テレビを見ます」
5 Your father has many books. 「あなたのお父さんはたくさんの本を持っています」

1番から3番までは問題ないよね。

ただ、4番と5番が「あれ?」って感じでしょう?

そう、ちょっと今回だけではまだ、全てを説明することはできないからさらに次回に続くってところなんだけど、ちょっと触れておくと、実はさっき「一般
動詞に s がつく」っていったけど、その「s」のつけかたにもいくつかあるんだよ。

そこのところは次回詳しく解説します。楽しみにしていて。

まず今回は、何を習ったのか?
そう、

『三人称単数が主語になると一般動詞の文では動詞に(e)s がつく

そして、その s のことをなんて呼ぶかというと

『三単現の s 』


というんだったね。

今回はそれだけが分かればとりあえずOK !!

それでは、練習問題に移ってみよう

練習問題

次の文を( )内の主語にかえて全文を書きかえなさい。

1 I play soccer every day. (He)

2 You like apples.    (My father)

3 I want a black bike.  (Ken)

解答と解説

とにかく今回学習している内容は『三人称単数が主語になると一般動詞の文では動詞に(e)s がつくということだよね。

だから、これらの文でも初めは「三人称単数」ではないんだけど、( )の中の主語は「三人称単数」なので、一般動詞の後ろに s をつけてあげればい
いってことになるよね。

1 I play soccer every day. (He)

もう一度確認。この文の主語は「I」で、

使われている動詞は「play」という一般動詞。

この主語を「He」に変えるんだから、動詞には「s」をつける。

よって答えは・・・

解答: He plays soccer every day. 「彼は毎日サッカーをします」


2 You like apples.    (My father)

これも同じ考え方なので、「You」を「My father」に変えて、動詞は「likes」にする。

解答: My father likes apples. 「私のお父さんはりんごが好きです」

※「apples」の「s」は複数形の「s」。りんごには色々な種類があるけどもそれら全体をさすリンゴが好きということになるので、「s」をつけて複数形でかきます。


3 I want a black bike.  (Ken)

同じように考えればすぐに分かるね。

解答: Ken wants a black bike. 「ケンは黒い自転車が欲しい」

今回はここまでです。

今回のまとめ

『三人称単数が主語になると一般動詞の文では動詞に(e)s がつく

このsのことを『三単元の s 』と呼ぶ。