形容詞の使い方 part1

形容詞の使い方 part1

前回の復習

英語で動詞といったら2種類ある。「be動詞」と「一般動詞」

英語の文で動詞はどちらか一つしか使えない
(2つ入れたり、1つもいれなかったりしてはいけない)

「be動詞」を使っている文(「be動詞の文」)と「一般動詞」を使っている文(「一般動詞の文」)では否定文、疑問文、その答え方は違う

be動詞の文

否定文の作り方 → be動詞の後ろにnotを入れる。
疑問文の作り方 → be動詞を文の最初(文頭)に出す。
答え方       → be動詞を使って答える

※ Are you 〜 ?とbe動詞を使って聞いたのでYes, I am.のようにbe動詞を使うということ、決してYes, I do.のようにしてはいけない。


例)
You are a student.

You are
not a student. (be動詞の後ろにnotを入れる)

Are you a student ?   (be動詞を文の最初(文頭)に出す)

Yes, I
am./ No, I'm not. (be動詞を使って答える)

一般動詞の文

否定文の作り方 → 一般動詞の前にdon'tを入れる。
疑問文の作り方 → 文の最初にDoをつける。
答え方       → doを使って答える

※ Do you 〜 ?とdoを使って聞いたのでYes, I do.のようにdoを使うということ決してYes, I am.のようにしてはいけない。

例)
You play tennis.

You
don't play tennis. (一般動詞の前にdon'tを入れる)

Do you play tennis ?  (文の最初にDoをつける)

Yes, I
do./ No, I don't. (doを使って答える)

日本文を英文に直す時には

1、「日本語を固まりに切る」 
2、「日本語を英語の順番に並べかえる」
3、「英語に直す」

例)あなたは私の父を知っています

1、「あなたは/私の父を/知っています」

2、「あなたは/知っています/私の父を」

3、「You / know / my father」

答え You know my father.

今回の内容

This is a new house.  「これは新しい家です」

This house is new.   「この家はあたらしい」

解説

はい、それでは今回の内容「形容詞」の説明をしていきましょう。
この「形容詞」というのは小学校の国語でも聞いたことはあると思うんだよね。

ただ、みんなは「形容詞」とか、副詞なんてきくとすぐに眠くなる(笑)

だから、ここではなるべくそういう言葉は使わないようにするからね。
でも少しは使っちゃうかも(笑)

形容詞ってなーに?

みんなは「形容詞」ってどんなものか大体は分かるかな?
形容詞っていうのは『人や物などの大きさや性質、状態などを表す言葉』なんだけど、例えば、

大きい、小さい、古い、新しい、早い、遅い、高い、低い

などの言葉がそうで、小学校の時には 「〜い」 で終わる言葉なんて教わったかもしれないね。
これらの言葉はこんな風に使われるでしょう。

「大きい机」
「小さい電話」
「古い本」
「新しい家」
「早い時間」
「遅い車」
「高い山」
「低い建物」

こんな風に日本語では『後ろにきている言葉の様子を説明している』んだよね。
実はこの関係は英語でも同じなんだ。英語ではこんな風になるんだよ。

big desk 大きい
high mountain 高い
old book 古い
new house 新しい

みんなはまだ単語をよく知らないからピンとこないかもしれないけど、これらはみな日本語と英語が同じ順番で並んでいるんだ。

だからこれを使って次のような文章を作ることができることになるね。

This is a new house.    「これは新しい家です」

That is an old book.     「あれは古い本です」

ここで忘れがちなのが、やっぱり前回も復習した「a」「an」だね。
これは油断するとすぐに忘れちゃうから気をつけようね。

では、ここで中学1年生でよく使われる形容詞を書き出しておこう。

よく出る形容詞
big  ⇔ small
(large)
大きい  ⇔  小さい
new ⇔ old 新しい  ⇔  古い
young ⇔ old 若い   ⇔  年をとった
tall ⇔ short 背の高い ⇔  背の低い
long ⇔ short 長い   ⇔  短い
nice すてきな
good よい、うまい、上手な
easy 簡単な
beautiful 美しい
interesting おもしろい
次の2つの文の違いがわかるかな?

では、形容詞が大体理解できたところで、次の話しに移ってみよう。
下の2つの文の違いがわかるかな?

1 This is a new house.

2 This house is new.

なんだか、おんなじような文章に見えるけど、意味がちょっと違うんだよね。といっても言ってる内容は同じものだけど、さぁ、訳すとどう違うでしょう?

正解はこうです。

1 This is a new house.      「これは新しい家です」

2 This house is new.       「この家は新しい(です)」

やっぱりどっちも同じジャーん!(笑)

いやいや、ちょっと待って。
1番の「This is 〜」の文は「これは〜です」という以前にも勉強した形だ。

この時には「一つの、一人の」という意味の「a,an」を忘れないようにって口がスッパーくなるほど(あんまり今はきかないなぁ)くり返しいったよね。

だから1番の意味は「これは新しい家です」となるでしょう。

ところが、2番の文は「This house is 〜」となっていてちょっと違う。
これは以前にも一度出てきた「This boy is 〜」(この少年は〜です)と同じで、ここでも『この家は〜です』と訳すんだね。

だから、2番の意味は「この家は新しい(です)」となるんだよ。

ちなみに「です」は入れても入れなくてもいいけど、日本語から英語に直す英作文問題の時にはこの「です」があるということを意識していた方が間違えずにできるから覚えておいて。

ところで、もう一つ決定的に違うところがあるんだけど気づいたかな?そう、なんと後ろに「a,an」がない!!

ただし、この話しは形容詞 part2で詳しく説明しています。

それでは、今回はここまでの内容を理解して、練習問題をやってみよう

練習問題

次の文を日本語に訳しなさい

1 This is a big dog.

2 This dog is big. 

3 That is a beautiful girl.

4 That girl is beautiful.

解答と解説

今回勉強した基本的な内容がきちんと理解できているかがわかる問題だね。
ポイントは「This is 〜」となっていれば「これは〜です」となり、「This 名詞 is 〜」となっていれば「この 名詞 は〜です」となる。

1 This is a big dog.

これは上でも今説明したように「This is 〜」となっているから

「これは大きな犬です」

が正解


2 This dog is big.

1番と似ているのがこの問題。

今度の場合は「This dog is 〜」となっているから「この犬は〜です」のパターンだね。

正解は

「この犬は大きい(です)」


3 That is a beautiful girl.

もう慣れてきたよね。これは「beautiful」という長い単語には慣れてないと思うけど、難しいとしたらそこだけで後のパターンは同じだから「もームリ」とすぐにあきらめないでね。

正解は

「あちらは美しい少女です」

4 That girl is beautiful.

最後ももう分かるでしょ、説明はいらないね。

正解は

「あちらの少女は美しい(です)」

今回のまとめ

形容詞・・・『人や物などの大きさや性質、状態などを表す言葉』

      例) old(古い)、new(新しい)など

  • This is a new house.  「これは新しい家です
  • This house is new.   「この家はあたらしい(です)

<違いに注意>

「This is 〜」      → 「これは〜です」
「This ○○ is 〜」  → 「この○○は〜(です)」
                     ↑
                  この場合は「a,an」も入らない。