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<前回の復習>
『過去分詞の使い分け方』
過去分詞だけで修飾する場合 → 日本語と同じ語順
過去分詞以外にも言葉が加わって修飾する場合 → 日本語と逆の語順
例)
1 撮られた写真 → the taken picture
2 久美に撮られた写真 → the picture taken by Kumi”
1番では「撮られた」という過去分詞だけで「写真」を修飾している
↓
英語の語順は日本語と同じ
2番では「久美に撮られた」という過去分詞以外の言葉も一緒に「写真」を修飾している
↓
英語の語順は日本語と逆
<今回の内容>
《基本文》 The picture taken by Kumi is very beautiful.
「久美に撮られた写真はとてもきれいです」
(久美がとった)
<解説>
前回は、過去分詞の大雑把な解説をしました。
基本的に現在分詞の場合と同じですが、現在分詞の時よりも『日本語らしく訳す』
というところが注意点でしたね。
今回は分詞シリーズの最終回になります。
過去分詞を使った文の作り方と、現在分詞と過去分詞の使い分け方のお話をして
いきますね。
それでは早速始めていきましょう。
美緒ちゃーん!
美: はーい。
カ: 今回は前回までで勉強してきたことを全てふまえて進めていくけど、
覚えているよね?
美: はい大丈夫です。
過去分詞を使った言い方も、基本的には現在分詞と同じように並べるん
ですよね。
カ: そうだよ。
じゃあ、前回の復習ということで、
1 「こわれたイス」
2 「健にこわされたイス」
を英語にしてみようか。
美: はい、まず1番は、
「こわれた / イス」
↓
過去分詞だけでイスを修飾している
↓
日本語と同じ順番
↓
「the broken / chair」
ですよね?
カ: そうだね、それでいいよ。
じゃあ、2番はどうなるかな?
美: はい、2番は、
「健にこわされた / イス」
↓
過去分詞以外に『健に』という言葉も増えた
↓
日本語と逆で、イス→こわされた→健に(よって)となる
↓
「the chair / broken by Ken」
どうですか、完璧じゃないですか?
カ: 完璧だね(笑)
じゃあ、そこまでは分かっているということで、
今回は過去分詞を使った文を作ることを考えていくよ。
例えば、さっきの表現を使ってこんな文を考えてみようか。
「これはこわれたイスです」
さぁ、ちょっと考えてみよう。
まず、この文を主語や動詞に区切ってみるよ。
そうすると、
「これは / こわれたイス / です」
(主語) (動詞)
となるよね。
この真ん中の部分が、さっき確認した過去分詞の表現なんだけど、
それ以外に主語と動詞もついてきちんとした文になっているよね。
これを英語に直すと、どうなるかな?
美: はい、日本語と英語は順番が違うから
「これは / です / こわれたイス」
と並べていくと、
「This / is / the broken chair.」
となります。
カ: はい、よくできました。
その通りだね。
じゃあ、今度はこれはどうかな?
「これは健にこわされたイスです」
美: 来ると思いましたよ(笑)
できないと思っているんですか?
これは
「これは / 健に(よって)こわされたイス / です」
↓
「これは / です / 健に(よって)こわされたイス」
(主語) (動詞)
↓
「This / is / the chair broken by Ken.」
こうですよね。
「健によってこわされたイス」は過去分詞以外の言葉も増えてイスを修飾
しているのだから、
「イス→こわされた→健に(よって)」
↓
「the chair → broken → by Ken」
となるんですよね。
カ: うん、大丈夫そうだね。
では、一つ問題をやってみよう。
これはどうかな?
(問題)
次の日本文にあう英文を作りなさい。
1 これはアメリカ製の車です。
2 日本で話されている言語は日本語です。
美: えーと、1番の問題は「これはアメリカ製の車です」だから
まずは日本語を分解すると、
「これは / アメリカ製の車 / です」
(主語) (動詞)
となって・・・あれ?
「アメリカ製」っていうのは英語でなんていうんですか?
カ: うん、この「〜製」というのは、言いかえれば「〜で作られた」ということだよね。
そうやって考えたらどうかな?
美: あっ、なるほど!
そういうことか、そうするとこんな感じでいいのでしょうか。
「これは / アメリカ製の車 / です」
↓
「これは / です / アメリカ製の車」
(アメリカで作られた車)
↓
「This / is / the car made in America」
↓
「This is the car made in America.」
カ: そうそう、この「〜製」という表現はよく出てくるから覚えておいてね。
美: はい、分かりました。
そうすると2番は、「日本で話されている言語は日本語です」
だから、同じように考えると、
「日本で話されている言語は / 日本語 / です」
↓
「日本で話されている言語は / です / 日本語」
↓
「The language spoken in Japan / is / Japanese」
↓
「The language spoken in Japan is Japanese.」
でいいんでしょうか?
カ: オーケー!
それでいいよ。
どうやら過去分詞も理解できたようだね。
美: 先生。
カ: うん、なに?
美: 一つよく分からないところがあるんですけど・・・。
カ: いいよ、どこが分からない?
美: 今は過去分詞を使うって分かっているからいいですけど、
自分で現在分詞か過去分詞かを考えようとすると迷うと思うんですね。
全部が分からないわけじゃないんですけど、時々
「あれ、これは現在分詞じゃいけないのかな?」
とか思うときがあるんですよ。
そのあたりをもう少し教えてもらえますか?
カ: あー、なるほどね。
確かに日本語だけで考えていくとよく分からなくなるところがあるからね。
じゃあ、今度はそのあたりのお話をしていこうか。
カ: まずはもう一度基本の確認からしていこうか。
「〜している」 → 現在分詞 → 〜ing
「〜された」 → 過去分詞 → 〜ed
基本は、日本語で上のように判断するんだったよね。
だから、
例)
空を飛んでいる鳥 → the bird flying in the sky
久美に撮られた写真 → the picture taken by Kumi
美: はい、それは分かります。
カ: じゃあこれならどうかな?
「こわれているイス」
美: あっ、こういう問題です!
これって、「こわれている」が「イス」を修飾しているんですよね。
ということは、「〜している」になるんだから「〜ing」になると思うんですけど、
以前過去分詞の例で出てきたような気がするから、違うのかな〜とか・・・。
迷ってしまうんですよ。
カ: そうだね。
確かに「こわれている」だから「〜している」となっているよね。
でも、
「こわれているイス」 → 「the breaking chair」
とは言わないんだよ。
これは日本語だけで判断すると、「〜している」は「〜ing(現在分詞)」
となりそうに思うけど、次のことで判断して。
『被修飾語(修飾される言葉)が自分でそれをしているのかどうか』
たとえば、さっきの「空を飛んでいる鳥」。
これは「the bird flying in the sky」となっていたけど、被修飾語の鳥(bird)が
自分で飛ぼうと思って飛んでいるんだよね。
何か人間とか、敵が来たとか、えさを探しているとかいろいろな理由はあると思うけど、
「鳥」が自分で飛ぼうと思って飛んでいるんだよね。
これが、「海で泳いでいる魚」となっても同じだよ。
英語では「the fish swimming in the sea」となるけど、これも被修飾語の魚が“自分の意思で”
泳いでいるんだよね。
そういうことを考えてさっきの「こわれているイス」を考えてごらん。
「the breaking chair」としてしまうとどうなる?
美: イスが自分の意思でこわれているということになっちゃいます。
カ: そうだよね。
イスが、
「ちくしょう、いつもみんなして俺の上に座りやがって。もう我慢ができねぇ、こわれてやる!」
といって自分から「こわれている」というような意味になってしまうよね(笑)
美: そうか〜、だから「〜ing」にしないのか〜。
よくわかりました。
カ: 基本的に被修飾語が「無生物(生き物ではないモノ)」の時は過去分詞になる
と覚えておけば大丈夫だね。
過去分詞で注意するところはこの他にも
1 日本語らしく訳すこと
2 「〜製」 → 「〜で作られた」
3 穴うめ問題で下のようなとき
例)
これは彼が書いた本です。
This is the book ____ ____ him.
正解は、「written by」
This is the book written by him.
「これは彼によって書かれた本です」
と考える。
などがあるから、問題をたくさん解いてパターンに慣れておいてね。
美: はい、分かりました。
ありがとうございます。
カ: それじゃ最後に今回のまとめをしておこう。
<今回のまとめ>
【英文の作り方】
「これはこわれたイスです」
↓
「これは / こわれたイス / です」
(主語) (動詞)
↓
「これは / です / こわれたイス」
↓
「This / is / the broken chair.」
↓
「This is the broken chair.」
___________________________
「日本で話されている言語は / 日本語 / です」
(主語) (動詞)
↓
「日本で話されている言語は / です / 日本語」
↓
「The language spoken in Japan / is / Japanese」
↓
「The language spoken is Japanese.」
【現在分詞と過去分詞の見分け方】
『被修飾語(修飾される言葉)が自分でそれをしているのかどうか』
例1)
「飛んでいる鳥」
↓
鳥が自分の意思で飛んでいる
↓
「飛んでいる」は現在分詞
↓
「the flying bird」
例2)
「こわれているイス」
↓
イスは自分の意思でこわれない
(誰かが雑に扱うのでこわれる)
↓
「こわれている」は過去分詞
↓
「the broken chair」
※ 「〜している」という言葉になっているからといってすぐに現在分詞(〜ing)
にしないように注意
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