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<前回の復習>
「疑問詞+不定詞」
形: 「疑問詞+不定詞」
但し、疑問詞が「what」、「which」の場合は後ろに名詞を入れることもできる。
例) what language to speak
which cake to choose
訳し方:「疑問詞の意味+〜したらいいのか(〜すべきか)」
例) what language to speak 「何語を話したらいいのか」
which cake to choose 「どちらのケーキを選んだらいいのか」
文章の例:
I know / how to use the computer.
「私は知っています / コンピュータの使い方を」
Do you know / where to go?
「あなたは知っていますか / どこに行ったらいいのか」
I don't know / which bus to take.
「私は分かりません / どのバスに乗ったらいいのか」
I wonder / what language to speak.
「何語を話したらいいんだろう」
※「I wonder」は「〜なのかなぁ」「〜なんだろう」「〜かしら」などと訳し、「私は・・・」とはしない。
<今回の内容>
《基本文》 He is too tired to work.
「彼はあまりに疲れているので働くことができません」
<解説>
はい、みなさんこんにちは。
今回は直近の中間テストや期末テスト範囲に関係するかどうかは分からないけど、
入試という目線で考えれば、これまた非常に大切な単元の勉強をします。
それは、「too 〜 to −」とその書きかえです。
これまでに見たことがある人は、
「あ〜、あれね。」
と思うかもしれませんが、書きかえも含めてすごく重要なので、今回も気を引き締めていきましょう。
それでは結加ちゃん、お待たせしました。
結加ちゃーん。
結: はーい。
カ: それでは始めますよ。
結: はい、よろしくお願いしま〜す。
カ: 今回も前回に続いて、不定詞の中でも特に大切な内容の勉強をするよ。
「too 〜 to −」
これは「so 〜 that 主語 can't−」という接続詞を使って書きかえができる大切な内容。
これは書きかえも含めて大切だからね。
結: はい、ではその「too 〜 to −」から教えてください。
カ: そうだね、この「too 〜 to −」だけど、これは「あまりに〜なので、ーできない」
という意味になるんだ。
例えばこんな例文が作れるよ。
He is too tired to work.
「彼はあまりに疲れているので働くことができません」
「too tired」が「あまりに疲れているので」となって、後半の「to work」の部分が、「働くことができない」という意味になっているんだよ。
ちょっと結加ちゃんも英文を作ってみよう。
「私はあまりに眠いので、勉強できません」
という文を作ってみようか。
結: えっ、いきなりですか?
えーとですね〜。
まずは、「あまりに眠いので」というのが、 「too sleep」で、「勉強できません」が「to study」となって、
「I am too sleep to study.」ですか?
カ: うーん、ちょっと違うな。
どこがいけないか分かるかな?
結: え〜、分からないですよ、だって私がこれでいいと思って作ったんですから。
カ: まぁ、そうだね。
この文でいけないところは、「too sleep」という部分だよ。
「sleep」というのは「眠る」という動詞だよ。
ここには「眠い」という形容詞が入らなきゃいけないんだ。
「眠い」というのはなんて言うんだったかな?
結: あれ、「眠る」と「眠い」は違うんですか?
カ: うん、違う単語だよ。
結: 分かりません。
カ: それはね、「sleepy」だよ。
だから、正解は・・・
「I am too sleepy to study.」
となるんだ。
結: なるほど、分かりました。
じゃあ、今度は書きかえを教えてください。
カ: よし、じゃあそうしよう。
この「too 〜 to −」は「so 〜 that 主語 can't−」という形で書きかえられるんだ。
先生が最初に言った文を書きかえてみるよ。
He is too tired to work.
He is so tired that he can't work.
「彼は大変疲れているので、働くことができません」
こんな文が作れるんだよ。
上の日本語が、先ほどの「あまりに」から「大変」に変わっているけど、それは別にどちらも「とても疲れている」ということに変わりはないからどっちでいっても構わないよ。
ここで大切なのは、
“書きかえは、どこが変わって、どこは変わらないのか”
をきちんと理解することだよ。
今の文をもう一度じっくり見てみよう。
1 He is too tired to work.
2 He is so tired that he can't work.
1番の文と、2番の文では、赤文字の部分だけが違っているよね。
1番の「too」が、2番の「so」に変わり、
1番の「to」が、2番の「that he can't」に変わっている。
その他は全く一緒でしょう?
結: あっ、本当だ!
そうか、そうやって見てみると、私にもできそうな気がします。
カ: じゃあ、さっきの「I am too sleepy to study.」を書きかえてごらん。
結: はい、え〜と。
まず、「too」を「so」に変えるから、
「I am so sleepy・・・」
になって、次に「to」の部分を「that ・・・」に変えるから、
「I am so sleepy that I can't study.」
ですか?
カ: おっ、今度は一発でできたね。
その通りだよ。
今の例文の場合は主語が「I」だからthatの後ろの主語も「I」にするところもできているね。
じゃあ、もう一つ聞いちゃおうかな。
He was too tired to work.
「彼はあまりに疲れているので、働けませんでした」
この文を書きかえてみて。
結: ははぁ、過去形になったんですね。
そんなことに引っかかると思っているんですか?
ちゃんと気づいていますよ。
「He was so tired that he can't work.」
どうですか〜(誇らしげ)
カ: う〜ん、まだまだだな。
確かに過去形に変わった文なんだよ。
そしてこの場合、気をつけないといけないところがもう一つあるでしょう。
結: あれ?違いますか?
結構自信があったんだけどな〜。
過去形だから気をつけないといけないところ・・・?
あっ、そうかぁ!
そうですよね。
過去形なんですもんね。
カ: おっ、気づいた?
さすがだね、じゃあどうなるの?
結: これは、
He was so tired that he can't worked.
ですよ。
過去形だから「worked」にしないといけないですもんね。
カ: ねぇ、結加ちゃん、その前にある「can't」って何だっけ?
これは助動詞だよね。
助動詞というのは、後ろに「動詞の原形」がこないといけないっていうルールがなかったかな?
このルールはたとえ過去形の文でも、未来形の文でもどんな時にも変わらない決まりだよ。
結: あっ、そうだ。
えっ、でも今、先生が過去形だって言ったから・・・・
カ: 確かにそういったよね。
でも、助動詞の後ろは常に「動詞の原形」、じゃあ、さっきの文はどこがいけなかったかというと、それは今の助動詞
『can't が過去形のcouldn't(クドゥントゥ)になっていなかったから』
なんだよ。
結: へー、「can't」にも過去形があったんですか。
カ: そりゃ、そうだよ。
だって、「can't」が「〜できない」なんだから、「〜できなかった」という意味の英語も必要でしょう?
それが、「couldn't」というんだよ。
このように、「too 〜 to −」を「so 〜 that 主語 can't−」で書きかえるときに、過去形のときには注意が必要だからね。
正解は、
He was so tired that he couldn't work.
「彼は大変疲れているので、働けませんでした」
となるよ。
結: はい、よく分かりました。
カ: よし、それでは今回の最後にもう一つだけ勉強しよう。
こんな文だったらどうなるかな?
This book is so difficult that I can't read it.
「この本は大変難しいので、私は読めません」
結: あれ?
これは今まで話していた、「so 〜 that 主語 can't−」の文と変わらないんじゃないですか?
カ: そう?
よーくみてごらん、さっきまでの文と何かが違っているよね。
結: え〜、何か違いますか?
カ: うん、今度の文は主語が変わっているということに気づかない?
This book is so difficult that I can't read it.
この文を見てごらん?
意味は
「この本は大変難しいので、私は読めません」
となるんだけど、最初の主語が「this book」なのに対して、後半のthat節の主語は「I」となっているよね。
結: あっ、本当だ。
あれ、今まではどうなっていました?
カ: 今までの文は、
He is so tired that he can't work.
I am so sleepy that I can't study.
のように、最初が「he」なら後ろも「he」最初が「I」なら後ろも「I」と同じだったよ。
結: そうか〜、でも何で今回は主語が変わっちゃったんだろう?
カ: 今回の文は、「この本は大変難しいので、私はそれを読めません」ということだから、
難しいのは → この本
読めないのは → 私
というように主語が変わったんだね。
結: なるほど、そういうことですか。
じゃあ、この文を「too 〜 to −」を使って書きかえるとどうなりますか?
カ: うん、それが今回最後のポイントになるんだけど、次の文を見て。
「This book is too difficult for me to read.」
こうなるよ。
ここで、ポイントは「for me」という言葉だね。
この言い方はさっきまでは出てこなかったものだよね。
これが何で必要なのかは、考えてもらえば分かるよ。
1 He is too tired to work.
2 He is so tired that he can't work.
上の文は最初に出した例文だけど、これは赤文字の部分が変わったんだよね。
1番の「so」が2番の「too」に変わり、
1番の「that he can't」が2番の「to」に変わったと考えてね。
この2つ目の「that he can't」が「to」に変わる部分をみて。
この中に「he」が入っているけど、それをたった一言の「to」に変えちゃっているよね。
「he」という単語は消えちゃうけど、上の例文の時にはそれでも問題がなかったんだよ。
何でかというと、
“最初の主語も「he」だから”
上の「so 〜 that 主語 can't−」の文を見ると、最初と「that」の後ろの2箇所に、同じ主語の「he」が入っているよね。
だから片方の「he」を消しても、もう片方をみれば動作の主は「he」だということが分かるんだよ。
ところが、「This book is so difficult that I can't read it.」の文で、同じことをやってみるとどうなるかな?
結: 「This book is too difficult to read.」
となりますね。
カ: そうだよね。
単純に書きかえるとそんな文が出来上がるよね。
この「This book is too difficult to read.」という文をよく見てごらん。
「この本は大変難しいので、読めません」
という意味になって、“誰が読めないのか分からない”ってことにならない?
「so 〜 that 主語 can't−」の形で言っていたときには、「彼が」読めないということが分かったのに、「too 〜 to −」の形に書きかえた途端、誰が読めないのか分からなくなっちゃうのはおかしいよね。
結: 本当だ、そうですね。
カ: まぁ、実際は「too 〜 to −」の文で、何も言われなければ、不定詞の部分の動作は文の主語と一致しているということを表すから、
「This book is too difficult to read.」
「この本は大変難しいので、(この本は)読むことができません」
のように、
難しいのは → この本
読めないのも → この本
という変な意味になってしまうんだよ。
結: 確かに変な文ですね。
カ: そうでしょう?そこで誰が読んだのかをはっきりさせるために入れてあげるのが、“for + 人”という形なんだよ。
この言葉を不定詞(to 〜)の前に入れてあげると、それは不定詞の動作をしているのは、文の主語ではなく、この
“for + 人”
の人なんだよ、ということになるんだ。
ずいぶん長々と話しているけど、分かるかな?
結: はい、分かります。
カ: この“for + 人”という形は、「It is 〜 “for + 人” to ・・・」の形式主語のところでもでてきて、やはり、to以下の不定詞の動作をするのは、“for + 人”の人なんだということを勉強したよね。
あれと考え方は一緒。
“不定詞の動作をする人 → 『for + 人』という形で、不定詞(to)の前に書く”
という共通ルールがあるから覚えておいてね。
結: はい、分かりました。
カ: では今の文をもう一度書きかえてみよう。
This book is so difficult that I can't read it.
This book is too difficult for me to read.
「この本は大変難しいので、私は読めません」
注意点1
「so 〜 that 主語 can't−」で主語が変わるときは、最後に動詞の目的語(it、複数ならthem)が入る。」
*上の例の場合、「that I can't read it」の“it”は文の主語“this book”をさしていて「私はこの本が読めません」という形になっている。」
注意点2
「too 〜 to −」に書きかえる時は、『for + 人』を不定詞の前に入れてあげる。
ここに入る“人”が不定詞の動作主になる。
よし、では、本当に最後にもう一問だけ同じパターンの英作文問題を解いてみよう。
これでパターンを身につけようね。
(問題)
次の日本文に合う英文を2種類作りなさい。
「あの山は大変高いので、私たちは登れませんでした」
結: はい、じゃあ考えてみます。
えーと、まずは「too 〜 to −」で考えてみます。
「あの山は」だから「That mountain」
「でした」だから過去形で、「was」
「大変高いので」だから「too high」
「高いのは山で、登れないのは私たち」だから「for us」
ということは・・・、
「That mountain was too high for us to climb.」
ですか?
カ: そう、それでいいよ。
じゃあ書きかえたらどうなる?
結: 「so 〜 that 主語 can't−」で書きかえると、
最初が「あの山は」だからさっきと同じ「That mountain」、次も「でした」だから「was」で同じ。
その次の「大変高いので」が「so high」になって、その次が、「so 〜 that 主語 can't−」のパターンだから、「that we couldn't climb it.」で・・・
「That mountain was so high that we couldn't climb it.」
ですよね。
カ: おー、すごい。
完璧だよ。
今回はちゃんと、「couldn't」にしたね。
よし、それでは今回はここまでにしておこう。
結: ありがとうございました。
<今回のまとめ>
<「too 〜 to −」と「so 〜 that 主語 can't−」の書きかえ>
1 He is so tired that he can't work.
He is too tired to work.
「彼は大変疲れているので、働くことができません」
*これが基本形
2 He was so tired that he couldn't work.
He was too tired to work.
「彼は大変疲れているので、働けませんでした」
*過去形になったときには、「couldn't」にすることを忘れない
3 This book is so difficult that I can't read it.
This book is too difficult for me to read.
「この本は大変難しいので、私は読めません」
*不定詞の動作主が、文の主語と異なる時には、「for + 人」の形を不定詞(to)の前に書く。
*「so 〜 that 主語 can't−」の文には、最後に動詞の目的語(単数ならit、複数ならthem)を入れてあげる。
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