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<前回の復習>
【英文の作り方】
「これはこわれたイスです」
↓
「これは / こわれたイス / です」
(主語) (動詞)
↓
「これは / です / こわれたイス」
↓
「This / is / the broken chair.」
↓
「This is the broken chair.」
___________________________
「日本で話されている言語は / 日本語 / です」
(主語) (動詞)
↓
「日本で話されている言語は / です / 日本語」
↓
「The language spoken in Japan / is / Japanese」
↓
「The language spoken is Japanese.」
【現在分詞と過去分詞の見分け方】
『被修飾語(修飾される言葉)が自分でそれをしているのかどうか』
例1)
「飛んでいる鳥」
↓
鳥が自分の意思で飛んでいる
↓
「飛んでいる」は現在分詞
↓
「the flying bird」
例2)
「こわれているイス」
↓
イスは自分の意思でこわれない
(誰かが雑に扱うのでこわれる)
↓
「こわれている」は過去分詞
↓
「the broken chair」
※ 「〜している」という言葉になっているからといってすぐに現在分詞(〜ing)
にしないように注意
<今回の内容>
《基本文》 I have a friend who can speak English very well.
「私はとても上手に英語を話せる友達がいます」
<解説>
はい、みなさんこんにちは。
夏バテなどせずに元気でやっていますか?
前回まで「分詞」を勉強してきました。
「分詞」は非常に大切な単元ですが、それに引けをとらないのが今回から勉強していく、
この
『関係代名詞』
です。
この『関係代名詞』というのは、名前を聞いただけでは何のことかよく分からないですよね。
ですから、今回はまず『関係代名詞』というのはどんなものなのか、それからどうやって
日本語に訳していくのかを解説します。
それでは始めていきましょう。
美緒ちゃーん。
美: はーい。
先生こんにちは。
カ: はい、こんにちは。
前回までで分詞は終わったんだけど、分かったかな?
美: はい、話で聞いたことはしっかりと分かりました。
カ: 先生が話していることが理解できても、実際にテストの時に答案用紙に書けないと
いけないから、たくさん問題を解いて練習しておかないとダメだよ。
話を聞いたときにはよく分からないことでも、問題を解いて初めていっている意味が
分かるということはよくあることだからね。
美: はい、分かりました。
カ: よし、それじゃ今回の『関係代名詞』の解説をしていこうか。
まずはこの関係代名詞だけど、次の2つの役割があるんだ。
1 接続詞の働き
2 代名詞の働き
1番の「接続詞の働き」というのは、語と語、句と句、文と文などをつなげることで、
関係代名詞の代表的な役割の一つになるんだよ。
2番の「代名詞の働き」というのは、I, you, he, she, it, we, theyといった代名詞の
働きを、この関係代名詞というものが代わりにするということなんだね。
といっても、何の例文もなく解説をしても理解できないよね。
今後は例文を挙げてもう一度解説をしていくことになるけど、とりあえずこの2つの役割
というのは今後関係代名詞を理解していく上で非常に大切になってくるからしっかりと
覚えておいてね。
美: はい。
カ: それじゃ、次の文を見てくれる。
今回は関係代名詞の導入ということで、関係代名詞を使った文の訳し方を解説しよう。
I have a friend who can speak English very well.
この文は真ん中あたりに「who」があるでしょう?
この「who」は疑問詞の「だれ」ではなくて、関係代名詞としての「who」なんだよ。
美: え〜、関係代名詞としての「who」なんてあるんですか?
カ: そうだよ。
美: じゃあ、どんな意味になるんですか?
カ: この「who」は日本語に訳すような特別な意味はないんだよ。
美: ???
先生、言っている意味がよく分からないんですけど、どういうことですか?
カ: そうだね、ちょっと分かりずらいよね。
つまり、こういうことだよ。
ふつう疑問詞としての「who」なら、「だれ」という意味があるよね。
例えば、
Who is this boy?
といえば、「この少年はだれですか」のようになるよね。
ところが、関係代名詞としての「who」になると、これは特別に日本語には訳さなくなるんだ。
ただし、それなりの役割というものはもちろんあるよ。
美: それは何ですか?
カ: うん、それが肝心なところなんだけど、もう一度この文をみて。
I have a friend who can speak English very well.
この文は次のように関係代名詞の前で区切って考えるんだよ。
I have a friend / who can speak English very well.
そうすると、前半の「I have a friend」は「私は友達がいます」
という意味になるよね。
美: はい、そうですね。
カ: 次に、後半の初めには関係代名詞の「who」があるけど、更にその後ろには
「can speak English very well」と続いているね、これはどんな役目をしているかというと、
前半の最後にあった「friend」を解説しているんだ。
美: うーん、まだちょっとよく分かりません。
カ: つまりこういうことだよ。
前半で、「私は友達がいます」といっていたけど、それだけだとどんな友達なのか、
詳しいことが分からないよね。
美: はい。
カ: だから、その“友達”というのはどんな人なのか後ろからもう少し解説を加えている
んだよ。
「(その友達というのは)英語を上手に話せるんだよ」ってね。
美: あ〜、なるほど。
つまり、関係代名詞の後ろは解説の部分というわけですね。
カ: そう、そういうこと。
美: でも先生、それならその解説の部分だけで、特別に意味のない関係代名詞の「who」
はいらなくないですか?
カ: いやいや、そうとは言えないよ。
だって考えてごらん。今は先生が、
「ここで前半と後半に分けるよ」
「この後半の部分が前半のfriendを解説しているよ」
と教えていたよね。
だから美緒ちゃんは、
「ここからここまでが、この言葉を解説(修飾)しているんだ」
って分かったんでしょう?
美: あっ、そうか。
じゃあ先生はどうやって分かったんですか?
カ: 先生は頭の中でこう考えているんだよ。
I have a friend who can speak English very well.
という文があったら、まずは関係代名詞を探すんだよ。
そうすると、「who」が見つかるよね。
この「who」の前で文を2つに切る。
I have a friend / who can speak English very well.
次にその直前にある単語をみる。
すると、「friend」がある。
この「friend」が修飾される言葉で、“先行詞”とよぶから覚えておいてね。
I have a friend / who can speak English very well.
↑
先行詞
そして、今度は関係代名詞「who」の後ろの内容に目を向ける。
そうすると、「can speak English very well」がある。
これが先行詞の「friend」を修飾する部分。
I have a friend / who can speak English very well.
↑
「a friend」を修飾する部分
前半の内容が「私は友達がいます」で、それはどんな友達か、
今度は後半を見て、「英語をとても上手に話せる」友達なんだとなってこれをつなげると
「私は英語をとても上手に話せる友達がいます」
という意味だと分かるんだよ。
つまり、この関係代名詞の役割は、
“関係代名詞の後ろの部分が、前にある先行詞を修飾している”
“関係代名詞の前後で修飾する部分とされる部分をつないでいる”
ということを見つける手がかりになっているんだね。
美: なーるほど。
そういう意味があるんですね。
確かにそうやって考えると分かりやすいですね。
カ: そう、だから関係代名詞が入っている文を日本語に訳す時は常に、その前後で
修飾する部分と修飾される部分があるということを意識して読んでいく癖をつけてね。
美: 分かりました。
そうしたら私も一つ訳してみたいです。
カ: そうだね、じゃあこんな文はどうかな。
2つ考えてみて。
(問題)
1 This is the book which I like the best.
2 The girl who is playing tennis is Kumi.
美: えーと、まずは1番からですね。
あれ?この文に関係代名詞はないですよ。
カ: いや、ちゃんと入っているよ。
この文の場合は「which」がそうなんだ。
関係代名詞にはいくつか種類があって、詳しくはまた今度説明するけど、
「who, whose, whom, which, that」というのが全部そうなんだよ。
どれも疑問詞や代名詞の意味はないから、「だれの」とか「どちら」「あれ」とか
訳しちゃいけないよ。
考え方はさっき話したことと同じだから。
美: そうなんですか。
そうすると、1番は「which」が関係代名詞で、まずはその前と後ろで分けるんだから。
This is the book / which I like the best.
となって、前半が「これは本です」という意味で、
修飾される言葉の先行詞が「book」ということですか?
カ: そうだよ。
そうしたら次はどうするんだったっけ?
美: そうしたら次は、後半を見る。
カ: そう、先行詞が「本」なんだから、どんな本なのか解説がついているんだよね。
さあ、どんな本っていっているかな?
美: えーと、「which I like the best」のうち、「which」は考えない
から、「I like the best」の意味は・・・
「私は一番好き」っていう意味だ。
カ: そうだよね。
ということは両方をつなげるとどんな意味になる?
美: あっ、そうか。
そうすると、「これは本です」と「私は一番好きです」だから
「これは私は一番好きな本です」 だ!
カ: う〜ん、ちょっとそれだと日本語が少しおかしいよね。
「私は」じゃなくて、「私が」といったほうがしっくりいくでしょう。
美: あ〜そうですね。
そうすると、
「これは私が一番好きな本です」
こうですか?
カ: そうそう、それでいいよ。
美: なるほど、なんとなく分かってきました。
そうすると、2番は「The girl who is playing tennis is Kumi.」ですよね。
そうすると、関係代名詞は最初と同じ「who」だからこんな風に切れるんだよな。
「The girl / who is playing tennis is Kumi.」
そうすると、前半の内容は・・・あれ?
「The girl」しかないけど、意味は「少女」だけ?
カ: そう、今度の例文は、さっきとは少しだけパターンが違っているんだよ。
どう違うかというと、文の主語の中に関係代名詞を使った部分が入っているん
だよね。
ちなみにさっきの文を品詞で分解するとこんな風になるんだよ。
This / is / the book which I like the best.
(主語) (動詞) (補語)
1番の文は、主語が「This」という一語だったよね。
補語というのは分からなければ、ここではとりあえずそのままでいいからね。
ところが、2番の場合は
The girl who is playing tennis / is / Kumi.
(主語) (動詞) (補語)
というように、主語が長くなって、主語の中に関係代名詞で修飾される部分(先行詞)と、
修飾する部分が入っているよね。
美: あっ、本当だ!
そうやって説明されると違いがよく分かりますね。
ということは、この文は、「who」が関係代名詞だからその前の前半と後半で分けると、
前半が、「少女」で、その後ろの「is playing tennis」が「テニスをしている」になるから、
主語の部分は
「テニスをしている少女は」
となるんですね。
カ: そうだね。
美: あとは後ろに「is Kumi」があって、「久美です」という意味だから
全部をあわせると、
「テニスをしている少女は久美です」
になるのか〜!
カ: そう!よくできたね。
とりあえず今回はそれができたらOKだ。
じゃあ、今回の内容を最後にまとめて終わりにしよう。
<今回のまとめ>
「関係代名詞の役割」
1 接続詞の働き → 語と語、句と句、文と文などをつなぐ働き
2 代名詞の働き → I, you, he, she, it, we, theyなどの代わりをする
「関係代名詞の文の訳し方」
1 関係代名詞を探す
2 その前にある名詞は修飾される言葉(先行詞)になる
(関係代名詞の前で区切る)
3 関係代名詞の後ろの部分は先行詞を修飾している
例)
「I have a friend who can speak English very well.」 の場合
1 I have a friend who can speak English very well.
↑
関係代名詞
2 I have a friend / who can speak English very well.
↑
先行詞
前半(スラッシュの前まで)の意味は「私は友達がいます」
3 I have a friend / who can speak English very well.
↑
この部分が先行詞を修飾
「英語をとても上手に話せる」
合わせると・・・↓
「私は英語がとても上手に話せる友達がいます」
「主語に関係代名詞が入る場合」
※ポイント
主語の中に関係代名詞が入ると、当然主語が長くなる
(主語なので「〜は」と訳す)
例)
The girl who is playing tennis / is / Kumi.
(主語) (動詞) (補語)
「テニスをしている少女は」 「です」 「久美」
日本語らしく並べると・・・↓
「テニスをしている少女は久美です」
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